タンザー法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > タンザー法の意味・解説 

タンザー法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/25 23:14 UTC 版)

タンザー法(タンザーほう)とは、アメリカのタンザー医師による小耳症治療法の一つである。1959年に確立され、1990年ごろまではブレンド法などと小耳症治療の主役だった。

概要

1959年に発表され、合計6段階(後4段階)に分けて行う手術法。これは患者の身体的ダメージが大きかったうえ、痛みも激しかった。さらには肋軟骨の再建がなされないため、片側の腹部が陥没してしまう。それに加え、5年もすると形が崩壊し始め、再手術などが必要になる。なぜなら、移植した骨が死に、崩壊しはじめるからである。ゆえに1989年永田法確立以来は使用されなくなった。ただ現在も使用している病院もある。

タンザー法は肋軟骨で、耳輪を際だたせるデザインの肋軟骨フレームを作製し、全体で6段階におよぶ手術法。

  1. 残存耳介を利用した耳垂の作製
  2. 肋軟骨移植
  3. 耳介下半分の挙上の皮膚トンネル作製
  4. 耳介上半分の挙上
  5. トンネル部分の閉鎖
  6. 耳珠、耳甲介底の作製

である。この場合、肋軟骨の移植は1回ですむが、(永田法では2回)肋軟骨の再建(肋軟骨を覆う膜ごと採取してしまい、再度肋軟骨作れる「入れ物」




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「タンザー法」の関連用語

タンザー法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



タンザー法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタンザー法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS