ストーリー・オブ・ボ・ディドリー (曲)とは? わかりやすく解説

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ストーリー・オブ・ボ・ディドリー (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/21 04:37 UTC 版)

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ストーリー・オブ・ボ・ディドリー」(The Story of Bo Diddley)は、ロックバンドアニマルズ(The Animals)が1964年に発表した楽曲。著作者のクレジットは作曲 ボ・ディドリー、作詞 エリック・バードンとなっている。

録音は1964年7月31日にロンドンのディレイン・リー・スタジオ(DeLane Lea Studio)で行われ、同年10月に英国で発売されたファースト・アルバム「THE ANIMALS」に収録され、後にシングルカットされた。

概要

アメリカのロックン・ローラー、ボ・ディドリーの1955年のデビューヒット曲「Bo Diddley」を下敷きにしたいわゆる「ボ・ディドリー・ビート(ジャングル・ビート)」に乗せて、ボ・ディドリーの生い立ちから、彼が名声を得た後、英国公演を行うまでの物語を、ロックミュージックの時代的な背景を交えながら、リードボーカルのエリック・バードンがトーキングスタイルで唄っている。また、曲中では、ジョニー・オーティス、ボビー・ヴィービートルズローリング・ストーンズのヒット曲の一節が引用されている。また、終盤でフェード・アウトする部分では、曲調がボ・ディドリーの別の作品「HEY! BO DIDDLEY」に変化している。

引用されている楽曲

  • Johny Otis 「Crazy Country Hop」

ボ・ディドリーのジャングル・ビートを取り入れた白人ミュージシャンの楽曲として引用

ロックンロールの人気が衰えた頃にヒットしたティーン・ポップの楽曲として引用

60年代に入りアメリカのロックンロールの影響を受けたバンドが、英国リバプールロンドンから出現したことに関連して引用

楽曲の構成

ジョン・スティールのドラムスは、ボ・ディドリーのオリジナルバージョンに忠実であるが、ボ・ディドリーのギターパートは、アラン・プライスのオルガンが担っている。ギターは録音を聞く限りは確認できず、ギタリストのヒルトン・ヴァレンタインはマラカスを担当していると推測される。また、チャス・チャンドラーは、オリジナルバージョンのジャングル・ビートの特徴的なパターンではなくジャズ的なウォーキング・ベースを奏でている。

アニマルズが1963年に録音したライブバージョンでの演奏スタイルはストーリー・オブ・ボ・ディドリーとほぼ同じであるが、ベース・パターンがよりオリジナルバージョンに近く、ギターもジャングル・ビートを奏でている。また、歌はエリック・バードンが独自の歌詞とメロディーラインをシャウトしており、バック・コーラスは「HEY BODIDDLEY」のパターンが用いられている。

その他

ジ・アニマルズに影響を受けた日本のロックバンド、ザ・モップスの解散記念アルバム「EXIT」(1974年)に収録されている「モップス・ヒストリー」は、ストーリー・オブ・ボ・ディドリーのフォーマットを踏襲しており、ボーカルの鈴木ヒロミツの語りの部分になると伴奏がボ・ディドリー調になる。


「ストーリー・オブ・ボ・ディドリー (曲)」の例文・使い方・用例・文例

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