ジョン・ヴィリアーズ (初代グランディソン伯爵)とは? わかりやすく解説

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ジョン・ヴィリアーズ (初代グランディソン伯爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/31 08:31 UTC 版)

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アラン・ラムゼイによる肖像画、1743年作。

初代グランディソン伯爵ジョン・フィッツジェラルド・ヴィリアーズ英語: John Fitzgerald Villiers, 1st Earl Grandison PC (Ire)1684年頃 – 1766年5月14日)は、アングロ・アイリッシュ英語版の貴族。ヴィリアーズ家出身。

生涯

エドワード・フィッツジェラルド=ヴィリアーズ英語版(1693年没)とキャサリン・フィッツジェラルド(Catharine FitzGerald、1662年 – 1725年12月26日、ジョン・フィッツジェラルドの娘)の息子として生まれた[1][2]。1699年12月16日に祖父にあたる第4代グランディソン子爵ジョージ・ヴィリアーズが死去すると、グランディソン子爵の爵位を継承した[1]イートン・カレッジで教育を受けた後、1700年4月19日にケンブリッジ大学モードリン・カレッジに入学した[3]

1705年イングランド総選挙でオールド・サラム選挙区英語版から出馬、現職の1人チャールズ・モンペソン(Charles Mompesson)と同じ得票数(5票)となったが、同年12月11日にモンペソンが当選するという裁定が下された[4]

1721年9月11日にリートリム県グランディソン伯爵に叙され、14日にアイルランド貴族院議員に就任した[1]。1733年10月26日、アイルランド枢密院英語版の枢密顧問官に任命された[1]

1766年5月14日に死去[1]、2人の息子に先立たれたためグランディソン伯爵の爵位は断絶した[2]。グランディソン子爵の爵位は第3代ジャージー伯爵ウィリアム・ヴィリアーズが継承した[1](第3代ジャージー伯爵は初代グランディソン伯爵の叔父エドワードの曾孫[5])。

家族

1706年2月、フランシス・ケアリー(Frances Cary、1768年1月17日没、エドワード・ケアリーの娘)と結婚[1]、2男1女をもうけた[2]

  • ジェームズ(1732年12月12日没) - アイルランド庶民院議員。1728年7月10日、ジェーン・バトラー(Jane Butler、1751年12月20日没、リチャード・バトラーの娘)と結婚、1男(夭折)をもうけた
  • ウィリアム(1715年1月10日 – 1739年12月16日)
  • エリザベス(1782年没) - 初代グランディソン女子爵、初代グランディソン女伯爵

出典

  1. ^ a b c d e f g Cokayne, George Edward, ed. (1892). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (G to K) (英語). 4 (1st ed.). London: George Bell & Sons. pp. 77–78.
  2. ^ a b c "Grandison, Earl (I, 1721 - 1766)". Cracroft's Peerage (英語). 20 February 2012. 2019年9月14日閲覧
  3. ^ "John (Viscount Grandison) VILLIERS (VLRS700J)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
  4. ^ Hayton, D. W. (2002). "Old Sarum". In Hayton, David; Cruickshanks, Eveline; Handley, Stuart (eds.). The House of Commons 1690-1715 (英語). The History of Parliament Trust. 2019年9月14日閲覧
  5. ^ "Grandison, Viscount (I, 1621)". Cracroft's Peerage (英語). 19 February 2012. 2019年9月14日閲覧
アイルランドの爵位
爵位創設 グランディソン伯爵
1721年 – 1766年
断絶
先代:
ジョージ・ヴィリアーズ
グランディソン子爵
1699年 – 1766年
次代:
ウィリアム・ヴィリアーズ



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