サーブリッグとは? わかりやすく解説

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サーブリッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 01:53 UTC 版)

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18 サーブリッグ

サーブリッグ (Therblig) は、フランク・ギルブレスリリアン・ギルブレス英語版が考案した、手作業の最小単位である18種類の動作 (motion)。1915年にフランク・ギルブレスが考案したときは、16種類の動作だった[1]

サーブリッグは、考案者ギルブレスの英語の綴り Gilbreth を逆から読んだもの(ただし、語尾の th は一体としている)。JIS Z 8141(生産管理用語)では、番号 5208「サーブリッグ」と濁音になっている。しかし、サーブリックと末尾を清音で書くことも多い[2]

18の基本要素

ギルブレスは、建設業のレンガ積み作業の動作研究などを通じて18の基本要素を定めた。それらの動作を3つに分類している。

第1類

主として上肢で行い作業に必要な8動作

  • 延ばす
  • つかむ
  • 運ぶ
  • 放す
  • 位置を決める
  • 使用する
  • 組み立てる
  • 分解する

第2類

主として感覚器官、頭脳で行い作業を遅らせる5動作

  • 探す
  • 選ぶ
  • 調べる
  • 考える
  • 用意する

第3類

作業に不必要な5動作

  • 見出す[3]
  • つかみ続ける
  • 避け得ぬ遅れ
  • 避け得る遅れ
  • 休む

ただし、「見出す」は第2類の「探す」と同義であり、ほとんど使われない。これを除けば、基本要素は17になる。

脚注

  1. ^ Gilbreth, Frank (1915-12). “Motion Study for the Crippled Soldier”. Journal of the American Society of Mechanical Engineers: 671. 
  2. ^ アメリカ人の発音では、Therblig の最後の g は清音の「ク」に近い (How to Pronouce Therblig)。
  3. ^ 「見出す」は「探す」と同義であり、ほとんど使われない。

関連項目


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