ウォーナンブール (掃海艇)とは? わかりやすく解説

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ウォーナンブール (掃海艇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 18:15 UTC 版)

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ウォーナンブール (HMAS Warrnambool) はオーストラリア海軍掃海艇。バサースト級。

1940年11月13日起工[1]。1941年5月8日進水[1]。同年9月23日就役[1]

1942年2月19日、「ウォーナンブール」はダーウィンで日本軍の空襲にあうが、被害はなかった[1]。その日、ダーウィン以外に2隻の船(「Don Isidro」、「Florence D」)も攻撃を受けて「Don Isidro」は座礁、「Florence D」は沈没した[2]。「ウォーナンブール」は2月20日に「Don Isidro」の生存者73名を、2月23日に「Florence D」の生存者と墜落したカタリナの乗員を救助した[2]

7月、「ウォーナンブール」と「Southern Cross」はアルー諸島のDoboへ蘭印兵や物資を輸送した[1]。「ウォーナンブール」は9月にはその生き残りを救出した[1]

8月7日、日本潜水艦「呂33」が「Mamutu」を沈めた[3]。「ウォーナンブール」はその場所から風下にかけて捜索をおこなったが、残骸も生存者も発見できなかった[3]

9月23日に駆逐艦「ヴォイジャー」がティモール島で座礁し、その後全損となった。「ウォーナンブール」はティモール島へ向かい、掃海艇「Kalgoorlie」とともに「ヴォイジャー」乗員を収容した[4]

1943年4月27日、アメリカ船「Lydia M . Childs」が潜水艦に沈められた。「ウォーナンブール」は掃海艇「Deloraine」とともに同船の生存者を救助した[5]

6月、GP55船団を護衛[6]。「LST469」と「Portmar」が被雷すると「ウォーナンブール」は「Kalgoorlie」とともに爆雷攻撃を行った[6]

1947年9月13日、グレートバリアリーフ水域で戦争中に機雷敷設艦「バンガリー」が敷設した機雷の除去に従事中、「ウォーナンブール」は触雷[1]。1名が行方不明となった[1]。また32名が負傷し、内3名は負傷が元でその後死亡した[1]。強い潮流で機雷の方へ流されたため「ウォーナンブール」の曳航は断念され、その後「ウォーナンブール」は沈没した[1]

  • 排水量:650トン
  • 長さ:186フィート
  • 幅:31フィート
  • 吃水:8フィート6インチ
  • 速力:15ノット
  • 乗員:85名
  • 兵装:4インチ砲1門、爆雷等

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j HMAS Warrnambool (I) | Royal Australian Navy(2022年5月16日閲覧)
  2. ^ a b Royal Australian Navy, 1939–1942, p. 594
  3. ^ a b Royal Australian Navy, 1942–1945, p. 160
  4. ^ Royal Australian Navy, 1942–1945, p. 181
  5. ^ Royal Australian Navy, 1942–1945, p. 256
  6. ^ a b Royal Australian Navy, 1942–1945, p. 261

参考文献




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