アスパイア・ゾーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/06/21 04:08 UTC 版)
アスパイア・ゾーン (Aspire Zone、旧称：ドーハ・スポーツシティ (Doha Sports City)[1]）は、カタール・ライヤーンのバーヤ地区にある、250ヘクタール (2.5 km2) の広さを持つスポーツ・コンプレックス[2]。2003年に設立されたアスパイア・ゾーン財団が所有し、翌年にはスポーツアカデミーであるアスパイア・アカデミーが開設された[3]。いくつかのスポーツ施設を併設しており、その多くは2006年アジア競技大会の為に整備された。
カタールで最も高い建物であるアスパイア・タワーが建ち、カタールで最もポピュラーなショッピングモールであるヴィラジオモールに隣接する。
2022 FIFAワールドカップ招致に向けてカタールサッカー協会が重要な拠点として位置付けた施設であり、2016年夏季オリンピックの開催地選考に向けてカタールオリンピック委員会がドーハへのオリンピック招致に当たっての中心施設として位置付けた施設でもある。
2024年、アスパイア・ゾーン財団はサッカーの国際大会である「イクオリティ・カップ」を開催した[4]。
スポーツ施設
アスパイア・ゾーンに所在する主なスポーツ施設は以下の通り。
- ハリーファ国際スタジアム（多目的競技場）
- ハマド・アクアティック・センター（オリンピックサイズ・プール）
- アスパイア・ドーム（世界最大規模の屋内多目的競技施設で、13の異なるスポーツイベントの同時開催に対応する）[5]
アスパイア・アカデミー
アスパイア・アカデミーはカタールのスポーツ選手養成機関で、アスパイアゾーン内にある[6]。
アスペタル
アスペタル (Aspetar) はアスパイア・ゾーン内にある整形外科とスポーツ医学を専門とする医療機関で、2007年に開院した[7]。2009年には国際サッカー連盟 (FIFA) の メディカルセンター・オブ・エクセレンスの認定を受けている[8]。「Aspetar Sports Medicine Journal」という学術誌を刊行している[9]。
出典
- ^ “Qatar Building US$20 Mln Underground Stadium For 2011 Asian Cup”. Indian Muslims (2007年10月26日). 2012年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月6日閲覧。
- ^ Ramsak, Bob (2009年11月4日). “The Aspire Dome, centre stage for Doha 2010”. IAAF. 2012年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月13日閲覧。
- ^ Academy. “Home”. www.aspire.qa. 2015年8月10日閲覧。
- ^ “Equality Cup Football Tournament in collaboration with Zenit Saint Petersburg FC.” (英語). Aspire Zone. 2025年6月20日閲覧。
- ^ Facilities - ウェイバックマシン（2015年8月14日アーカイブ分）
- ^ Mercy Njue (2017年5月3日). “Aspire Academy: Unlocking the potential of Qatar's youth”. AIPS Media. 2018年1月18日閲覧。
- ^ “Qatar Orthopaedic & Sports Medicine Hospital (ASPETAR)”. Helen Ziegler & Associates. 2018年1月18日閲覧。
- ^ Daniel Etchells (2015年10月25日). “IPC’s medical and scientific director visits Aspetar hospital during World Championships in Doha”. insidethegames.biz. 2018年1月18日閲覧。
- ^ “Browse By Publication: Aspetar Sports Medicine Journal”. QUT ePrints. 2018年1月18日閲覧。
外部リンク
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