TAKURO 使用ギター

TAKURO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 07:31 UTC 版)

使用ギター

Gibson

  • Gibson Les Paul Custom
    • 1959年製
    ピックアップにPAFを3つ、ビグスビー・ビブラート・ユニットが搭載されている。
    • 1968年製
色は黒。ボディはメイプル・トップ/マホガニー・バック、ネックはマホガニー、指板はエボニー。ピックアップはナンバードPAFを搭載している。1996年頃に入手し、アルバム『BEAT out!』の頃から長くメインギターとして使用された。レスポール・カスタムの中では最も頻繁に使われており、ボディやネックの裏の塗装はかなり剥げ落ちている。「HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2003」の時にペグがクルーソン・シールファーストからシャラー製のものに交換された。
  • 1972年製
2013年頃にピックガードが交換された。ピックアップカバーは外されている。
  • Gibson Les Paul Standard
    • 1955年製
スタッドブリッジのオール・ゴールド・フィニッシュ。ピックアップはP-90を2つ搭載している。TAKUROは「グランマ」と呼んでいる。「マイルドで優しいお婆ちゃんの語り口のようなギター」「生涯の伴侶」だと語っている。
  • 1957年製
ゴールドトップ。TAKURO曰く「マルチプレーヤー」「出来のいい次男坊」。
  • 1959年製
シースルーカラーのサンバースト。ビグスビー・ビブラート・ユニットが搭載されている。TAKURO曰く「憧れのヒーローに近づいた気持ちになれる」。
  • Gibson Les Paul Studio
フィニッシュはシルバーバースト。「GLAY ARENA TOUR 2009 THE GREAT VACATION」にてメインギターとして使用された。2010年7月26日にサイン入りギターとしてHEARTS BRIDGEチャリティー・オークションに出品し、8月2日に200万円で落札された。
  • Gibson Les Paul Deluxe
ゴールドトップ。1970年代初期製。ピックアップはミニハムバッカーを2つ搭載している。TAKUROがブルージーなソロを弾き始める動機となったギター。
「GLAY LIVE TOUR 2010-2011 ROCK AROUND THE WORLD」にてメインギターとして使用された。
  • Gibson Les Paul Classic
「GLAY EXPO 2014 TOHOKU 20th Anniversary」にてメインギターとして使用された。コイルタップ機能が付いている。
ソロツアーの「Journey without a map 2019」でメインで使用したギター。
  • Gibson Custom John Lennon Les Paul Jr.

Journeyman

GLAYのプロデューサー、佐久間正英のギターメーカーであるSGCraftsで、カスタムオーダーメイドされたギターが複数存在する。

  • Journeyman TKR-01 Stratocaster
1995年頃から使用している。赤いボディカラーのストラトキャスタータイプ。佐久間がSGCraftsを開始する前に作成したもので、ヘッドのシェイプが現在の通常の仕様と異なっている。シリアルナンバー#009。ボディはアルダー製、ネックと指板はメイプル製、ピックアップはセイモア・ダンカン SSL-1 。
2000年以降では「LAYLA」や「疾走れ!ミライ」の演奏で使用しているのを確認できる。
  • Journeyman TKR-02 Telecaster
テレキャスタータイプのTAKUROモデル。ボディーはメイプル材だが、トップにパーロイドが貼られており、シースルーレッドの塗装がしてある。指板はパーフェロー材。パーツはゴールドメッキのものが使われている。ピックアップはハムバッカーを2つ搭載している。
『グロリアス』や『BELOVED』のPV、『無限のdéjà vu DOCUMENT of "BEAT out!" TOURS』のDVDで使用しているのが確認できる。
  • Journeyman TKR-03 Les Paul Double Cutaway
SGCrafts製のTAKUROモデル3号機。シェイプはレスポール・スペシャルをモチーフにしたモデルであるが、ボディはアルダー製、ネックと指板はメイプル製、ボルトオン構造、ブリッジにはシンクロナイズドトレモロが搭載されており、仕様はギブソンのそれとは大きく異なりストラトキャスターに近い。色はシルバー。ピックアップはセイモア・ダンカンのSCR-1Wと59を使用。
複数所有している模様でそのうちの一本にはシンセドライバーを搭載している。
「GLAY TOUR '96〜'97 BELOVED YOU」からGLAY EXPO 1999の頃までTAKUROのメインギターだった。2000年以降は使用されることが少ないが、「ROCK'N'ROLL SWINDLE」のPVでシンセドライバーの搭載されていないものを確認することが出来る。
現在では考えられないが、当時数種類のコピーモデルが作られて販売されていた。
  • Journeyman TKR-04 Les Paul Double Cutaway
上記のTKR-03と同シェイプだが、ネックとボディは共にマホガニー材、指板がエボニー材で24フレット仕様。TKR-02と同様にボディトップにはパーロイドが貼られている。フロントのピックアップがラージサイズのハムバッカーである。
トラスロットカバーには、GLAY EXPO 2001のツアーグッズステッカーが貼られている。
「GLAY ARENA TOUR 2000 HEAVY GAUGE」から使用しており、JourneymanのTAKUROモデルの中ではもっとも登場頻度が高く、現在でも時々使用している。
近年では『GLAY 15th Anniversary Special Live 2009 THE GREAT VACATION in NISSAN STADIUM』 2daysのDVDなどで見ることが出来る。
  • Journeyman TKR-05 Telecaster W.Neck
テレキャスシェイプのダブルネック仕様であり12弦と6弦を使い分ける。
「GLAY DOME TOUR 2001-2002 ONE LOVE」の「Fighting Spirit」や「GLAY Special Live 2013 in HAKODATE GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.1」の「girlish MOON」で使用されているのが確認できる。
  • Journeyman TKR-06 / TKR-07 Les Paul Double Cutaway
TKR-04のマイナーチェンジモデル。GLAY EXPO 2004で初めて使用された。
2本の共通点は、22フレット仕様、テレキャスタイプのブリッジ、ローズウッド材の指板である事。2本の相違点は、リアピックアップがハムバッカーかシングルか。
後述の理由のため、どちらがどちらのナンバーかはっきりしていない。
2004年以降は登場回数が少なくなったが、シングルピックアップのモデルは「GLAY in BUDOKAN 2006 ROCK'N'ROLL SWINDLE」「GLAY 15th Anniversary Special Live 2009 THE GREAT VACATION in NISSAN STADIUM」の『つづれ織り〜so far and yet so close〜』で使用しているのが確認できる。
  • Journeyman TKR-08 Jazzmaster
ジャズマスタータイプ。Black cherryというラメフィニッシュのボディにブラウンカラーのパーロイドピックガードが特徴。ピックアップはLINDY FRALIN P-92、ボディ材はスワンプアッシュ。
佐久間正英所有のジャガーを気に入り、同じようなものを製作しようとしたが、"TAKUROにはジャガーのボディーは小さすぎる"との周りの意見から、同じような仕様でこのジャスマスターを製作したという逸話がある。
KYOSUKE HIMURO+GLAY 2006 at AJINOMOTO-STADIUM『SWING ADDICTION』での映像や「僕らの音楽 -OUR MUSIC-」で使用しているのが確認できる(いずれも氷室京介とのコラボレーションの際)。「GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2007-2008」以降全く使用していなかったが、2019年のメットライフ1日目で久しぶりに使用された。
  • Journeyman TKR-09 Les Paul Double Cutaway
上記のTKR-04のマイナーチェンジモデル。カラーがBlack New Yorkというブラックフィニッシュ。ボディトップにはTKR-04と同様にパーロイドが貼られているが、ブリッジがチューン・O・マチックである点が上述のレスポールスペシャル系シェイプのTAKUROモデルと大きく異なる。22フレット仕様。
「KYOSUKE HIMURO+GLAY 2006 at AJINOMOTO-STADIUM『SWING ADDICTION』」から「GLAY TOUR 2006 ROCK'N'ROLL SWINDLE〜Re-birth〜」のホールツアーで時々使用していたが、それ以降は全く使用しなくなった。
  • Journeyman STV-SRL-LB-M
青いボディカラーにローズウッド指板のストラトキャスタータイプ。
『Winter,again』のPVで使用しているのが確認できる。

これらのモデルは、雑誌などでその時々に違ったナンバリングがされていることが多い。
制作された順番によりナンバリングされていることになっているので、上記のナンバリングが正しいと思われるが、実際には本人や製作者を含め厳格に決めているわけではないようである。

その他

TAKUROが尊敬するジョン・レノンも使用していたギターであり、TAKURO曰く「名機であり思い入れがあるギター」とのこと。
CASINOは複数所有しているが、シリアル・858404のものは60年代後半のモデルで、ピックガードが外されており、「ROCK AND ROLL HERO」というシールが貼られている。その他のCASINOの内1本は、2000年12月7日(ジョン・レノンの命日の前日)に、ラジオの特番でダコタ・ハウスを訪ねた時に、オノ・ヨーコから譲り受けたもので、オノ・ヨーコのサインが入っている。
NO MORE LANDMINE」のシールが貼られていた。
ライブで『Winter,again』を演奏する際に使用されることが多い。
Epiphone CASINOと同様、ビートルズのギターとして有名。TAKURO曰く「感情が入りやすいギター」。
  • Fender Stratocaster 1954年製
TAKURO曰く「音があまりにも素直」。
  • ESP SUGIZO MODEL (ECLIPSE S-IIIサスティナー搭載型)
SUGIZOから貰ったというギター。ビデオ・シングル「サバイバル」などで使用している。サスティナーアーム、謎のボタンなど、遊び心がたくさん付いているギターだという。
B'z松本孝弘から貰ったというギター。GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.1ではHISASHIに貸した。(ソロコーナーで使用する為。)
  • Kawai セミアコースティック・ビザール
『VIDEO GLAY 3』へロサンゼルスで購入する際の様子が撮影されている。
『またここであいましょう』のPVで使用しているのが確認できる。
  • Nancy Nancy-plorer EC Cut
2019年頃より使用し始めたギター。以降はメインで使うこともあり、多用している。アメリカのビルダーが古い材料を使ってギブソン・エクスプローラーをベースに製作された。

アコースティック・ギター

  • TACOMA ECR-38C
近年、メインで使用しているアコースティックギター。
「GLAY CONCERT TOUR 2004 X-RATED」以降、ライブ・TV収録に関わらずアコースティックギターを使う楽曲では殆どの場面でこのギターが使われているのが確認できる。
ECR-38C自体はエレクトリックアコースティックギターではないため、後付でPUを搭載している。
余談だが、TACOMAのギターの初期の物は日本の気候に塗装が合わず、殆どのものが塗装剥離を起こし、メーカー側で無償修理が行われた。その様な背景もあり、日本では殆ど流通していない。TAKUROがECR-38Cを入手した時期から考えると、彼のモデルも再塗装が施されている可能性が高い。
I LOVE YOUをさがしてる」のPVや「GLAY 15th Anniversary Special Live 2009 THE GREAT VACATION in NISSAN STADIUM」で使用している。
2019年頃から使用し始めたアコースティックギター。どちらもフィッシュマンのピックアップを搭載している。
エレクトリックアコースティックギター。トップにスプルース、ネックにマホガニー、サイドとバックに3ピースのローズ・ウッドを使用。
シャープかつダイナミックな深みのあるサウンドが特徴。透明なピックガードが付いている。ネックは20F 635mm スケール。
ピックアップはピエゾタイプとフィッシュマン製マグネットタイプ。
  • K.Yairi TF-65-12
12弦ギター。HISASHIが使用することもある。

  1. ^ NEWS ZERO(2010年10月12日放送)
  2. ^ 胸懐, pp. 21.
  3. ^ 胸懐, pp. 156.
  4. ^ 胸懐, pp. 51, 52.
  5. ^ NACK5スペシャル TAKURO-NO-WAR.jp 反戦の声は届いたか(全文書き起こし) ブログ「beautiful garbage」2004年12月23日
  6. ^ VAMPSハロウィン千秋楽でHYDE×TERU「誘惑」デュエット”. ナタリー. 2013年11月21日閲覧。
  7. ^ a b Maydayベスト盤にGLAY・TERU&TAKUROとのコラボ曲”. ナタリー. 2013年11月21日閲覧。
  8. ^ “A.B.C-Z新シングルにTAKURO、大貫亜美、LEGO BIG MORL、西寺郷太ら参加”. 音楽ナタリー. (2021年2月26日). https://natalie.mu/music/news/417908 2021年2月27日閲覧。 
  9. ^ “GLAY・TAKUROがウクライナ人道危機救援のため1000万円を寄付「平和が戻ることを願っております」”. 音楽ナタリー. (2022年3月22日). https://natalie.mu/music/news/470594 2023年3月16日閲覧。 
  10. ^ “GLAY・TAKURO トルコ・シリア地震救援金として1000万円寄付”. 日テレNEWS. (2023年2月21日). https://news.ntv.co.jp/category/culture/aadd146324f441778bc03af7b9daaf69 2023年3月16日閲覧。 
  11. ^ “GLAY・TAKURO、『紺綬褒章』を受章 ウクライナ人道支援のため1000万円を寄付”. 日テレNEWS. (2023年3月10日). https://news.ntv.co.jp/category/culture/942bfaf0b20046c7b8bcbd16907e83c5 2023年3月16日閲覧。 
  12. ^ TAKURO (@glay_official/status/1633663911332397056) - X(旧Twitter)
  13. ^ 胸懐, pp. 64, 65.
  14. ^ 胸懐, pp. 168.
  15. ^ “言葉の達人/GLAY:TAKUROさん”. 歌ネット. https://www.uta-net.com/user/tatsujin/224.html 2023年2月19日閲覧。 
  16. ^ 胸懐, pp. 98.
  17. ^ 「『My Private "Jealousy"』発売記念 〜GLAY DIRECT TALK〜」でのTAKURO、TERU、HISASHIの発言より (2011.11.17 YouTube、ニコニコ生放送、U-STREAMにて同時生放送)。なお、JIROはこの時即答したともメールを読んで返したとも語られていない。
  18. ^ ももクロ玉井詩織、ソロプロジェクトのラストを飾る12月曲はGLAY・TAKURO作詞作曲「We Stand Alone」”. BARKS (2023年12月17日). 2023年12月18日閲覧。
  19. ^ 大泉 洋、TAKURO(GLAY)楽曲提供の新曲「ふわり」配信リリース”. BARKS (2024年1月19日). 2024年1月19日閲覧。


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