NEFSS NEFSSの概要

NEFSS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 15:41 UTC 版)

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概要

正式名称は「次世代金融サービス・システム(NEFSS:Next Evolution in Financial Services Systems)」[2]

NEFSSはJava (J2EE) による「マルチプラットフォームなオープン系勘定系」。NEFSSは業務コンポーネントと銀行向けシステム基盤から構成され、預金など標準的な業務コンポーネントには米フィデリティ・インフォメーション・サービス (Fidelity Information Services, FIS) の勘定系パッケージ「Corebank」を提供、ユーザーは独自の業務コンポーネントをJavaで構築することも可能。両者を含めて「NEFSS/Corebank」とも記載される。

NEFSSはWebSphere Application Serverなどのアプリケーションサーバがあれば、メインフレームz/OS上や、UNIXAIX上などでも稼働する。リレーショナルデータベースDB2メッセージングMQなどを使用できる。

歴史

  • 2003年10月 日本IBMがNEFSSを発表
  • 2005年6月 米国IBMがNEFSSを、銀行向けの次世代勘定系システム構築ソリューション「IBMコア・システム・トランスフォーメーション」の中核製品と位置付ける

採用行

  • 住信SBIネット銀行(2007年9月稼働[3]
    • 2020年末に日本IBMとシステム更改に合意。2022年夏の新システム稼働を目指している。システム更改合意前は日立製作所のオープン勘定系システムへの切替を予定しており、NEFSSの採用邦銀がゼロになる可能性が高かった。[4]
  • スルガ銀行(開発中断、スルガ銀行が日本IBMに損害賠償請求訴訟、2015年判決確定[5]
  • 東京スター銀行(開発中断)

関連項目

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