Liferay
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 06:32 UTC 版)
概要
Liferayは、2000年にBrian Chanにより非利益団体が安価にWebシステムを構築/運営できるソフトウエアとして米国で開発された。2004年にLiferay, Inc. が米ロサンゼルスに会社が設立された後に欧州、APAC、南米なので支社が設立された。
近年ではクラウド上での利用が増え、ポータルというより、クラウド上の開発フレームワークとして利用され始めている。
クラウド上のフレームワークとしてliferayを利用するメリットとしては以下が挙げられている:
- 定期的にバージョンアップされて新技術が取りいられているため、数年後に開発したWebシステムをバージョンアップする場合でも継続的にLiferayを利用することができる。
- 活発に活動しているliferayオープンソースコミュニティが存在しているため、企業がプロジェクトから脱退してもプロジェクトとして継続して続けることができる。
- 機能をポートレットと言うサービスコンポーネント単位で開発して利用/置き換えができる。
- 業務アプリケーションの他に、ページスタイル(テーマ)、レイアウト、機能変更、バッグフィックスなどもWebブラウザからインストールできる(WARファイルにしてデプロイできる)。
- ポートレットはJavaの他にもRuby (JRuby)[5]、PHP、Python (Jython)を使って作成することもできる。また、ポートレットフレームワークとして、liferay MVCの他にSpring MVC、JSF 2.0、Vaadinなどを使うこともできる。
- ユーザ管理、組織管理、セキュリティ(ロールによる管理)、Webページ構成管理なども標準で含まれている。また、Webブラウザから設定が行える。
- マルチテナント対応である。1つのliferayで複数の異なるドメイン名 (URL) 及びドメイン名毎に管理者を設けることができる。
- WebブラウザからHTMLエディタを使ってwebページの作成/編集ができる。ITに詳しくないユーザでもwebページを作成/編集することができる。
- ^ a b https://liferay.dev/blogs/-/blogs/liferay-portal-7-4-ga3-and-liferay-commerce-4-0-ga3-release
- ^ “Liferay 6.0 CE vs. EE licensing question”. liferay.com. 2012年1月4日閲覧。
- ^ “有償版はソースコードからビルドできない制限がある”. liferay.com. 2013年3月4日閲覧。
- ^ “Liferay Portal”. liferay.com. 2010年9月4日閲覧。
- ^ “Liferay PHP Portlets”. liferay.com. 2010年9月4日閲覧。
- ^ “Radio Liferay Episode 15: Gregory Amerson”. liferay.com. 2010年9月4日閲覧。
- ^ “会社概要”. 2021年9月27日閲覧。
- ^ “OpenStandia”. liferay.com. 2012年7月6日閲覧。
- ^ “ライフレイは、11回連続でガートナー社 デジタルエクスペリエンスプラットフォーム分野のマジック・クアドラントにおいて、リーダーの1社として位置付けされました”. 2021年9月27日閲覧。
- ^ “ライフレイは、社内ポータルプラットフォーム分野の「強力なパフォーマー」と評価されました”. 2021年9月27日閲覧。
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