GUILTY GEAR X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 05:13 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『GUILTY GEARシリーズ』2番目の作品であり『GUILTY GEAR XX』と合わせてアーケードでの展開は「ゼクスシリーズ」と括られる。2007年に発売された家庭用ゲーム『GUILTY GEAR 2 OVERTURE』では本作から5年後の世界が描かれている。
サブタイトル『BY YOUR SIDE』はハードロックジャムバンド、ブラック・クロウズが1999年にリリースした同名のアルバムに由来する。
概要
プレイステーション専用で発売された対戦型格闘ゲームである『GUILTY GEAR』の続編・アーケードゲーム版として製作された作品。個性的な容姿や性能を持つ14人のキャラクター、NAOMIの性能を生かしたセル画による明細なキャラグラフィックや派手なエフェクト、家庭用版を洗練した多彩なゲームシステムが搭載され、カプコンとSNKの作品が中心であったアーケードの2Dの対戦型格闘ゲームに新たなムーブメントを起こした。
テクニック
本作には足払いフォルトレスディフェンスキャンセル(通称フォルキャン)というテクニックがある。内容は足払いの出始め2フレーム(1フレームは約1/60秒)はフォルトレスディフェンスでキャンセルできるということを利用し、「足払いにガトリングコンビネーションできる通常技→足払い→フォルトレスでキャンセル」とすることで通常技の硬直をほぼ0にするというもの(成功すると足払いのモーションが一瞬で中断される)。これを活かし、「通常技フォルキャン→ダッシュ通常技フォルキャン…」と繋いで半永久的に連続技を決めることが出来る。このテクニックは後の『GUILTY GEAR XX』の家庭用でも一部モードで再現されている。
キャラクター
- ソル=バッドガイ
- カイ=キスク
- メイ
- ミリア=レイジ
- アクセル=ロウ
- ザトー=ONE
- ポチョムキン
- チップ=ザナフ
- ファウスト
- 梅喧
- ジョニー
- 蔵土縁紗夢
- 御津闇慈
- ヴェノム
- テスタメント(中ボス、後にプレイヤーキャラクターとして使用可能に)
- ディズィー(最終ボス、後にプレイヤーキャラクターとして使用可能に)
- クリフ=アンダーソン(PS2版のみ)
- ジャスティス(PS2版のみ)
ストーリーとその結末
ジャスティスが倒されてから1年後。とある国で「人に危害を加えないギアが現れる」と言う情報が流れた。カイはそれを確かめる為、そのギアがいると言われている「悪魔の住む地」と呼ばれる森へ向かう。
そこにいたのは、人間とギアの間に生まれたハーフの少女・ディズィーであった。カイは戦いを挑むが圧倒的な力の前に敗北する。
その後ギアを狩る目的で来たソルもディズィーと戦い、勝利したものの、ソルはディズィーに止めを刺さずその場を後にした。その後空賊のジェリーフィッシュ快賊団のリーダー・ジョニーがディズィー保護の為に彼女を快賊団へと迎え入れた。
その事を知ったカイとツェップのガブリエル大統領はこれを黙認、500万ワールド$の賞金目当てでディズィーの元へ来た紗夢は「自分が例のギアを倒した」事にして賞金を獲得し、記録上ディズィーは存在しない事となった。
基板バージョンによる差異
- 初期バージョンの基板には大会モード(1試合でゲームオーバーになるモード)がない。
- ミリアのジャンプHSの縦の攻撃範囲が無限になるバグ(通称「バグミリア」)がある。
- 新バージョンの基板は上記の問題が修正されたバージョンで、サミーズカップ予選店舗への貸し出しや、店舗側からの要求による交換以外では流通しなかった。
- 家庭用は新バージョンをベースに作られており、「バグミリア」は発生しない。
- 1 GUILTY GEAR Xとは
- 2 GUILTY GEAR Xの概要
- 3 家庭用
- 4 関連項目
- GUILTY GEAR Xのページへのリンク