B-スプライン曲線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/02 07:14 UTC 版)
ノットベクトルの作り方
ノットベクトルの作り方には色々な方法がある。
一様ノットベクトル
一様ノットベクトル(uniform knot vector)[3]とは以下のようにノットを定義する。均等間隔で埋めたもの。
開一様ノットベクトル
開一様ノットベクトル(open uniform knot vector)[3]や一様間隔ノットベクトル(uniformly-spaced knot vector)[4][5]と呼ばれる下記の方法で作る方法。
- 最初の 個は 0 とする。
- 最後の 個は 1 とする。
- 残りの 個は 0 より大きく 1 より小さい値で均等間隔で埋める。
例えば、n = 2, m = 7 の場合は制御点は4個でノットベクトルは である。このノットベクトルの作り方では、曲線の端点は最初と最後の制御点になる。また、制御点の数が 個の場合はn次ベジェ曲線と同一になる。
制御点と曲線
基本的に曲線は制御点を通らないが、例えば
のように連続した複数のノットに対し、同一の値を与えることで、対応する制御点に曲線を通すことができる。 2次B-スプライン曲線の場合、以下のようになり、曲線の始点が0番目の制御点と一致する。
- .
ノットベクトルの最初の n + 1 個と、最後の n + 1 個を同一にすることで、曲線の端点は最初と最後の制御点になり、固定(clamped)される[4]。
- ^ B-spline Basis Functions: Definition - CS3621 Introduction to Computing with Geometry Notes
- ^ B-spline Surfaces: Construction - CS3621 Introduction to Computing with Geometry Notes
- ^ a b B-splines - Advanced Graphics and HCI
- ^ a b Knot Vector Generation - CS3621 Introduction to Computing with Geometry Notes
- ^ Knot Vector Generation for B-Spline Interpolation - Wolfram Demonstrations Project
- 1 B-スプライン曲線とは
- 2 B-スプライン曲線の概要
- 3 ノットベクトルの作り方
- 4 例
- 5 有理B-スプライン
B-スプライン曲線と同じ種類の言葉
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