青森県道179号泊陸奥横浜停車場線 青森県道179号泊陸奥横浜停車場線の概要

青森県道179号泊陸奥横浜停車場線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/19 13:27 UTC 版)

一般県道
青森県道179号 泊陸奥横浜停車場線
制定年 1961年
起点 上北郡六ヶ所村大字泊(北緯41度4分38.5秒 東経141度23分8.6秒 / 北緯41.077361度 東経141.385722度 / 41.077361; 141.385722 (県道179号起点)
国道338号交点
終点 陸奥横浜停車場交点(上北郡野辺地町)(北緯41度5分10.7秒 東経141度14分56.5秒 / 北緯41.086306度 東経141.249028度 / 41.086306; 141.249028 (県道179号終点)
接続する
主な道路
記法
国道338号
国道279号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

概要

六ヶ所村泊川原で国道338号から南西方向へ分岐し、下北半島太平洋側から陸奥湾側へ横断する。横浜町の道の駅よこはま国道279号と合流・重複して南進し、JR大湊線を立体交差したのちに横浜町上イタヤノ木で北へ折り返し分岐して陸奥横浜駅に至る。横浜町上イタヤノ木から横浜町舘ノ後の区間は、国道279号の旧道である。

なお、道の駅よこはまの国道279号交点で町道を直進すると約600 mで終点(陸奥横浜駅前)に至る。

国道338号から分岐して間もなく未舗装一車線の悪路[1]となり、離合困難なうえ、一本道なため迂回もできない。無名の峠を越え、平山沢を渡る橋(高見橋)を渡った200メートルほど先から二車線の舗装道路となり[2]、ゆるやかに下っていく。全路線長の8割が砂利道であり、地元住民も利用を避ける[3]

2012年2月に国道279号線が例年にない大雪に見舞われ交通がマヒしたことを受け、下北半島の東西交通路の弱さが注目された。六ヶ所村泊地区の住人は県などに対して、泊地区が東北電力東通原子力発電所日本原燃六ヶ所再処理工場に挟まれており、原子力災害が発生したときの避難路として、路線の整備を要望している[3]。六ヶ所商工会は村に宛てて県道179号線の整備を求める要望書を提出[4]。六ヶ所村では引き続き県に道路整備を求めていくとした[5]。現行の六ヶ所村避難計画においては、本路線は原子力災害時の避難経路としては想定されていない[6]

一方、県は未整備の10.1kmについて山間部へのトンネル新設も含めた改良ルートの調査を進めている[7]

路線データ

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 起点:上北郡六ヶ所村大字泊[8]
  • 終点:陸奥横浜停車場[8]

路線状況

重複区間

  • 国道279号 : 上北郡横浜町林ノ脇 - 上北郡横浜町上イタヤノ木

道路施設

冬期交通規制

  • 六ヶ所村泊 - 横浜町太郎須田(11月下旬 - 5月下旬)閉鎖予定期間前後の降雪の状況によって変更になる場合がある[11]

  1. ^ 昭文社『マックスマップル(2)東北道路地図』2009年2版
  2. ^ 国土地理院 標準地図
  3. ^ a b 2012年2月8日東奥日報朝刊1面
  4. ^ 六ヶ所商工会
  5. ^ 六ヶ所村地域防災計画
  6. ^ 六ヶ所村避難計画(原子力編)
  7. ^ 県道泊陸奥横浜停車場線の新ルート検討、東奥日報、2022年11月12日。
  8. ^ a b c 県道路線認定に関する告示(昭和36年2月10日青森県告示第118号) - 青森県例規全集、青森県
  9. ^ Navitime馬門橋
  10. ^ Navitime高見橋
  11. ^ 平成26年度冬期閉鎖路線解除一覧表
  12. ^ 『昭和五十一年度 泊、出戸地区 民俗資料調査報告書』,p.7,六ヶ所村教育委員会,昭和52年4月発行
  13. ^ 「東通村史 歴史篇Ⅱ」p.298-303
  14. ^ 国土地理院五万分の一地形図「近川」大正三年測図
  15. ^ 『民俗資料調査報告書』p.24
  16. ^ 国土地理院地形図「野辺地」大正4年6月発行
  17. ^ 笹澤魯洋篇「下北半島町村史 上巻」p.50,名著出版、昭和55年2月
  18. ^ 東通村史編集委員会「下北半島町村史 歴史篇Ⅱ」p.302-303,平成11年
  19. ^ 『六ヶ所村史 中巻』p.559-561に掲げる『県道陸奥横浜停車場泊港線回収に関する陳情書』
  20. ^ 『六ヶ所村史 中巻』p.658に掲げる『横浜・泊間道路開鑿沿革史』
  21. ^ a b c d 六ヶ所村史編纂委員会編『六ヶ所村史 中巻』(平成8年)pp.557-559
  22. ^ 十和田湖町所蔵。レプリカが野辺地歴史民俗資料館に展示されている
  23. ^ 「斗南藩の人小林寿郎翁遺稿-明治中期の上北郡の一側面」,p.153,刊行委員会(会長野坂和一横浜町長)、昭和60年3月
  24. ^ a b c d e f 横浜町史編纂委員会編『横浜町郷土史年表』(昭和57年)
  25. ^ a b 横浜町教職員社会科グループ発行『横浜町郷土史』(昭和35年)
  26. ^ 『六ヶ所村史 中巻』p.559-561
  27. ^ 『六ヶ所村史 中巻』p.559。同書は昭和七年に提出された『県道陸奥横浜停車場泊港線改修に会する陳情書』を引用している
  28. ^ 昭和五十七年青森県告示第240号『道路の供用の開始』昭和57年3月27日
  29. ^ 昭和58年青森県告示第245号『道路の供用の開始』昭和58年4月1日
  30. ^ 『東奥日報』2005年7月28日
  31. ^ 平成8年3月19日条例第3号横浜町三保野公園設置条例


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