荒くれKNIGHT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/05 16:36 UTC 版)
登場人物
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- 善波 七五十(ぜんば ないと)
- 「輪蛇」の三代目リーダー。「真夜中の太陽」の異名を持つ。善波三兄弟の三男、18歳。通称「善波ちゃん」。愛車はZ-II。すさまじい喧嘩の強さとバイクの速さ、そしてカリスマでチームを引っ張る。
- 地域内では敵無しの不良だったが、二代目リーダーの木原にケンカを売って返り討ちに遭う。その後、幾度となく再戦を挑むうちに、木原の不思議な魅力に惹かれるようになる。やがて輪蛇へ加入し、木原からバイクテクニックや仲間の大切さ、人の心などを教え込まれ、後に三代目に任命された。
- 湘南周辺では現役ながら伝説的な存在で、不良で名前を知らない人間はいない。高校を休学して恋人であった雛子と結婚、晴山造園で働いていたが、のちに復学する。雛子との間に一人息子・ハジメがいる。
- 性格は女好きで、98人の女と関係していたが、99人目で妻の雛子と出会い100人斬りは達成できていない。傍若無人を絵に描いたような性格だが、一方では仲間のことを誰よりも深く思っており、仲間たちが笑えるように気遣っている。「真夜中の太陽」という異名はそのような七五十の性格を表した言葉であり、暗い路地裏で燻っている仲間たちを明るく照らしているということからきている。七五十のアパートは中心メンバーの溜まり場になっていたが、高校復学とともに家族ともども実家に引っ越す。
- 春間 勇樹(はるま ゆうき)
- 善波と並ぶ本編のもう1人の主人公。物語は彼の一人称からスタートする。通称「白骨街道のパシリ」。愛車は原付→CB400SF→マジェスティと乗り継いでいる。雛子の同級生だった姉を通じて善波と知り合い、憧れの輪蛇に入ることができた。当初は頼りない面もあったが、その持ち前の情熱で次第にチームの中でも存在感を示すようになり、4代目リーダーと目される存在になる。
- 性格は自ら「元気だけがとりえ」「善波さん愛」と言うような熱血漢。人間関係に力加減が出来ない性格からかつては友達が少なかったが、輪蛇加入以降は成長し、人望を得ている。
- 善波 雛子(ぜんば ひなこ)
- 七五十の妻。旧姓・三井。七五十からは「ハニー」、輪蛇のメンバーからは「ひなこちゃん」などと呼ばれている。七五十のストッパーになれる唯一の人物であり、輪蛇のメンバーで雛子に逆らえる者はいない。元々は会社重役の父親を持つお嬢様で、英検1級を持つ秀才である。偶然に七五十と出会い、恋に落ち結婚。ハジメを出産する。ちなみに玉子焼きを焦がすなど、料理は不得意である。
- 野呂 定治(のろ さだはる)
- 通称ノロ。愛車はBMW R100のサイドカー。身長195センチメートルの巨漢で「白骨街道の重戦車」の異名を持つ。
- 元々はラグビーで「重戦車」の異名を持つ有望なフッカーであったが、一方で同級生をイジメて学校から追い出すことを楽しみとするような歪んだ性格の持ち主であった。その後、輪蛇VS南部連合の際に喧嘩相手の七五十から木原の危機に呼び出されて輪蛇と縁を持ち、輪蛇に加入する。イジメについては七五十からさんざんにぶちのめされて矯正された。
- 性格はやや短絡的でチーム内でも先走る傾向にある。ゲームやガチャガチャが好きという子供っぽい面もある。春間が輪蛇へ加入した当初から、彼の教育係としてなにかと面倒を見てきたこともあり、親と喧嘩した際には当たり前のように春間の家に居候していたり、年末年始には毎年のように呼び出し共に過ごしたりするなど、春間とのエピソードが多く語られている。また、ラガーマン時代の親友とのエピソードを始め、彼に焦点を当てた話も、比較的多く描かれている。
- 元々は善波のケンカ相手だったが、善波に負けたのち、紆余曲折を経て輪蛇に入る。チームでは新メンバー加入の際のテスト役でもある。
- 牧 紅音(まき あかね)
- 通称マキ。愛車はドゥカティ 900MHR。「悪魔の電卓」の異名を持つ。才気煥発。頭脳明晰。善波の懐刀を自認する輪蛇の大番頭。善波が全幅の信頼を置いておりチームを闇から支える私設応援隊「裏輪蛇」とも唯一繋がりをもつ。
- 中学生の頃からその非凡な頭脳で地元の仲間をまとめ暴力をゲームとする日々を、迷い続け苦しみながらもやめることが出来ず送っていた。善波に出会い自分には無い不思議な魅力に惹かれ「仲間」となる。後に百目小僧との抗争の際に二代目輪蛇・木原を助けており、この頃輪蛇入りしたものと見られる。
- 藤木 桂三(ふじき けいぞう)
- 通称ケーゾー。愛車はMVアグスタ 750Sport。「白骨街道の道化師」の異名を持つ。
- 善波と同い年で同期のメンバー。輪蛇に入ったのは善波よりも前。明るい性格で人脈の広さでは輪蛇一。その人脈を使って情報収集に当たることが多く、三代目輪蛇では牧に次ぐ頭脳派。いつもストローをくわえている。おでこの後退を気にしている。実家は蕎麦屋を営んでおり、兄が店を継いでいる。作中では、ケーゾー本人も手伝っている姿が描かれている。また、ロックンローラーであり、エレキギターを弾く。
- 野口 日出男(のぐち ひでお)
- 通称ヒデオ。善波たちと同期のメンバー。「白骨街道の掃除人」の異名を持つ一方、「白骨街道のクズ」・「ただの悪人」などとも評される。よく入院する。
- 両親が離婚しており、長距離トラック運転手をしている父親と暮らしているが、ほとんどひとり暮らしに近い。泥棒や犯罪行為が得意で、ツーリングやレースの際も盗難車を使用する。善波に負けず劣らぬ女好きで、関係した女とは常にエロ写真やビデオを撮影して、関係を切るときやゆするときに使う。だが、子供や動物に優しく振舞う場面やピアノが弾けるなどの意外な一面も持つ。
- 輪蛇の中でも素行は最悪で、女性関係・ユスリ・タカリ・窃盗などの他、チームステッカーを無断で売りさばく常習者。しかしその行動は善波他のメンバーたちに心配してほしいという気持ちの裏返しであり、輪蛇に対する依存度は著しい。
- 木下 喜一(きのした きいち)
- 通称キイチ。善波たちと同期のメンバー。愛車はGSX1100S KATANA。「白骨街道の哲学者」の異名を持つ。
- 普段はパジャマ姿に輪蛇のエンブレムの入ったヘルメット、後半にはパジャマは上半身だけで下半身は裸であることが多い。常に鼻水を垂らし、相手を選ばず「100円ちょうだい」と小銭をせびるなど、とぼけた言動が多い。それでも、かつては三代目・輪蛇の座を巡って七五十と張り合ったほどの実力の持ち主。折に触れてかつての真面目なキャラに戻ることもしばしばあり、本人曰く「闇のパワーを吸う」ことで頭が冴えてくるとのこと。
- 一時期、真面目なキャラでいる時間が長くなったことがあり、その折、かねてより不真面目極まりないリーダーである七五十に業を煮やし、リーダーの座を狙ってクーデターを画策したこともある。
- 木村 清(きむら きよし)
- 通称キヨシ。善波たちと同期のメンバー。元は「川崎の喧嘩師」の異名を持っていた。
- 高校には通っておらず、働いている建設会社の寮に住んでいる。パンクでクールな外見とは裏腹に純情で情熱家。
- 服部 大輔(はっとり だいすけ)
- 通称ハットリ。善波たちと同期のメンバー。輪蛇加入前は自らのグループを率いていた。
- 叔父夫婦が経営する解体屋「服部商会」に寝泊まりしている。
- 本当の強さを求め、輪蛇に加入する。その際、「誰かに怖がれるより頼られる強さを選ぶ」と善波に約束したことにより、普段はあまり表立った行動はせず情報戦でチームを陰から支える。同様の経緯から、同期のメンバーにも敬語を使うことが多い。
- 青木 光邦(あおき みつくに)
- 通称アオキ。善波達と同期のメンバー。かつての愛車はV-MAXで、「輪蛇の直線番長」の異名を持っていた。
- 昼間は「スーパーかもめ堂」でバイトし夜間は定時制高校に通っているため、忙しくメンバーと遊ぶ時間が少なく単車も手放してしまっている。コワモテ。片思いすることが多い。
- 秋山 悟(あきやま さとる)
- 春間の同期の中では唯一名前のある輪蛇のメンバー。いつもは喫茶店「FANTOM」でバイトをしている。
- 村雨(むらさめ)
- 夜行蟲、裏輪蛇を経て輪蛇に加入した経緯を持ち、牧の後輩でもある。善波の下というよりも春間の下につくことを選んだ。
- 過去の経歴から情報収集を得意としており、牧をして「旗頭を守るチーム最大の重鎮になれる」と言われるが、同時に夜行蟲時代の危うさも持ち合わせており、扱い方を間違えれば輪蛇をバラバラにしてしまう恐れもあるほど。
- 春間とは同学年だが、敬語で接している。
- 伊武 恋二郎(いぶ こいじろう)
- 輪蛇のライバルチーム「虎武羅」のリーダー。愛車は善波と同様Z-IIであったが、後にTMAX。
- なにかと善波をライバル視しており、彼を「イモ」と形容する。学校では生徒会長を務めており、副会長の後輩女子と親しい仲にある。オフ会を開くほどパソコン好きで、時にはその言動によりチームメンバーが振り回されることも。
- ^ “ファンの前で明るい舞台挨拶!映画『荒くれKNIGHT』”. シネマトピックスオンライン. (2007年4月26日). オリジナルの2007年5月15日時点におけるアーカイブ。 2022年11月26日閲覧。
- ^ “「荒くれKNIGHT」の過去を描いた「黒い残響完結編」がYCで終幕”. コミックナタリー. Natasha (2016年2月23日). 2021年1月24日閲覧。
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- ^ “真夜中の太陽、再び!吉田聡「荒くれKNIGHT」新章がヤンチャンで開幕”. コミックナタリー. Natasha (2018年3月13日). 2021年1月24日閲覧。
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- ^ “荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 第8巻”. 秋田書店. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 第9巻”. 秋田書店. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 第10巻”. 秋田書店. 2022年3月17日閲覧。
- ^ “『荒くれKNIGHT』作品情報” (日本語). cinemacafe.net. 2021年1月24日閲覧。
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