河童 (小説)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/01 00:09 UTC 版)
舞台
「空想科学劇『Kappa』〜芥川龍之介『河童』より〜」のタイトルで2021年6月に東京・京都で上演された。主演は織山尚大 (少年忍者/ジャニーズJr.)。演出は鈴木勝秀。ストーリーや登場人物の設定は原作をもとに再構築されており、鈴木は「芥川(龍之介)の言葉を使って、芥川の頭の中を覗き見るかのように作った」と発言している[1]。また、全体としてインダストリアル・ロックが取り入れられている。
以下、内容は主に公演パンフレットを出典とする。
日程
キャスト
原作との相違点についても一部記載する。
- 第23号
- 演 - 織山尚大 (少年忍者/ジャニーズJr.)
- 主人公。近未来の矯正施設[2]で過ごす日々の中でバッグと出会い、追いかけるうちに河童の国に迷い込む。
- バッグ
- 演 - 青木滉平 (少年忍者/ジャニーズJr.)
- 第23号と最も親しくなる河童。周囲に言えない奇病を抱えている(“年をとった河童”の役割を兼ねる) [3]。
- ラップ
- 演 - 木ノ本嶺浩
- 妻子持ちの文学者[3]で、ニヒリスト。稼ぎが少なく、そのことを悲観した息子は出生を拒んだ。
- トック
- 演 - 川口龍
- 詩人で、超人倶楽部の会員。家族制度を軽蔑しているが、一方で家族団欒を羨んでおり、ラップの才能を恐れている。
- ゲエル
- 演 - 市川しんぺー
- 硝子会社の社長で資本主義者。傲慢だが人懐っこい。遺伝的義勇隊を募っている。
- マッグ
- 演 - コング桑田
- 哲学者。家から滅多に出ず、メスに追いかけられたことがない。哲学的箴言集『阿呆の言葉』を執筆したあと、銃で自殺する。
スタッフ
- 原作 - 芥川龍之介
- 上演台本・演出 - 鈴木勝秀
- 音楽 - 大嶋吾郎
- 主催 - エイベックス・エンタテインメント、クオーレ
- ^ “本日開幕!「Kappa」開幕前取材レポート公開!”. plus a. エイベックス (2021年6月5日). 2022年7月1日閲覧。
- ^ “少年忍者 織山尚大舞台初主演、青木滉平出演 空想科学劇『Kappa』上演決定!”. plus a. エイベックス (2021年3月13日). 2022年7月1日閲覧。
- ^ a b Science-fiction”Kappa”【空想科学劇『Kappa』】 (YouTube). plus a/プラスエー. (2021年10月3日) 2022年6月29日閲覧。
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