東急バス弦巻営業所 車両

東急バス弦巻営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 14:56 UTC 版)

車両

いすゞ自動車UDトラックス日野自動車三菱ふそうの4メーカーを配置。一般路線車のうち大型車は松陰線、中型ロング車は弦巻線と環七線、中型車は祖師谷線、小山線、三軒茶屋線などをそれぞれ中心に使用される。

弦巻営業所ではいすゞと日産ディーゼル/UDトラックスを中心に日野、三菱ふそうの一般路線車が在籍する。

中型ロング車が他の営業所より多く在籍しており、2023年3月現在も、JP、MKが存在する。 HRは2022年に引退した。現在はアルピコ交通に移籍している。

いすゞ車は、エルガ(LV234系、LV290系)とエルガミオ(LR234系、LR290系)が在籍しており、都内のトランセ管理委託営業所として、唯一、いすゞ車が存在する営業所であった為[注釈 5]、いすゞ製V8エンジン車が所属していた。2012年からは東急バスでは初のいすゞ・エルガハイブリッドも1台(T1237)導入されている。

日野車では大橋営業所から転属してきた2ステップ車のブルーリボンが所属していた時期もあったが、現在は、ブルーリボン(KV290系)、ブルーリボンハイブリッド(HL系)、ブルーリボンシティハイブリッド(HU系)、PK代のレインボーHR、レインボー(KR290J2系)、目黒から転属してきたブルーリボンⅡ(KV234系)、が在籍している。

中でも、2011年度に新車で導入されたブルーリボンシティハイブリッドのT1139は、東急バス創立20周年を記念した「2代目一般路線車色」となっている。

このほか渋谷空港線・二子玉川空港線用のセレガRが新羽営業所から転入していたが、後に路線ごと下馬営業所に移籍している。

三菱ふそう車は、2014年6月の環七線の移管時に下馬営業所からエアロミディMK(ナロー車)とエアロスターS(UDトラックス・スペースランナーRAのOEM車)が在籍している。

東急トランセ管理委託化後に三菱ふそう・エアロスターMのT1487が1台だけ下馬から転属され配置されていた時期もあったが、日産ディーセル・JPのPDG代がふそう製エンジンとなるものに備えた前哨配置であり、長らく渋谷空港線・二子玉川空港線用の高速バスのみの配置だった。一般路線車は2014年1月にエアロスターノンステップ車のT480が新羽営業所から転入したが、僅か1カ月で瀬田営業所へ転出した。2023年の渋24単独管理に伴い淡島から西工車体のT975が転入している。

日産ディーゼル/UDトラックス車としては、スペースランナーRAスペースランナーJPスペースランナーRMが在籍しているが、現在、UDトラックスとしてバスの製造を終了している為、ジェイバス車の比率が高くなっている。

2014年11月17日からは世田谷ナンバー(ご当地ナンバー)の使用開始に伴い、新車と2014年以降の転入車は世田谷ナンバーで登録されており、2014年度第2期・2015年度導入のエルガおよびエルガミオから世田谷ナンバーとなっている。


注釈

  1. ^ 世田ヶ谷乗合自動車のほかにも芝浦乗合自動車(目蒲電鉄バス・東横電鉄バスを経て現在の東京都営バス)や八木乗合自動車(玉川乗合・東横電鉄バスを経て現在の東急バス)を経営し、一時は八王子市街自動車(京王電気軌道・東京急行電鉄・京王帝都電鉄を経て現在の京王電鉄バス)にも関与していた。また、八木自動車学校を芝区白金三光町に開設し、運転者育成にも注力していた。
  2. ^ 八木がいつこの路線を開設したかの記録は、『東京市統計年表 第27回』(東京市 1931年)の1,112ページ「東京都市計畫區域内ニ於ケル乘合自動車運輸狀況」によると1928年(昭和3年)8月となっている。また、『大日本人物史 昭和5年度版』帝国時事通信社 1929年 34ページ「八木哲君」の項にも「昭和三年世田ヶ谷及び芝浦乗合自動車商会を設立」と記されている。
    一方、『世田谷 近・現代史 本編』(世田谷区 1976) 612ページの「世田谷地区内交通網沿革一覧(2)バス」には1923年(大正12年)1月より「仲田乗合自動車(?)」が渋谷 - 喜多見間を運行し、1925年(大正14年)1月玉電下高井戸線の開業により上町以東を廃止。1929年(昭和4年)10月玉川乗合が買収したとの記述がある。ただし、東急側の文献(『東京横浜電鉄沿革史』『東京急行電鉄50年史』『東急100年史』)には一切そのような記述は無い。
  3. ^ 停留所標識は東急バスが設置・管理。
  4. ^ 旧制東京獣医畜産学校→東京獣医畜産大学日本大学農獣医学部→生物資源科学部
  5. ^ トランセ管理委託営業所のいすゞ車は、このほか神奈川県内の高津営業所に在籍する。

出典

  1. ^ 東急バス株式会社と株式会社東急トランセの合併に関するお知らせ”. 東急バス. 2024年4月9日閲覧。
  2. ^ a b 渋谷駅から道玄坂上までの運行経路変更について
  3. ^ a b c 運行経路変更およびバス停新設のお知らせ
  4. ^ 【渋24系統】渋谷駅〜成城学園前駅(西口)の運行について”. 東急バス株式会社 (2023年3月10日). 2023年3月18日閲覧。
  5. ^ 東98系統ダイヤ改正に伴う「ICカード乗継割引」の実施について 2021年11月1日(月)実施”. 東急バス (2021年9月28日). 2021年10月6日閲覧。
  6. ^ 鎌倉淳 (2021年9月29日). “東急バス最長路線「東京駅~等々力」、運行区間短縮へ。乗継割引を新設”. タビリス. 2021年11月8日閲覧。
  7. ^ 新設系統(実験運行)実施のお知らせ 2015年8月3日(月)~2016年1月29日(金)までの平日のみ運行 等13 等々力操車所~駒沢~世田谷区民会館~梅ヶ丘駅”. 2015年7月29日閲覧。
  8. ^ 東急バス 【等13】梅丘一丁目バス停新設のお知らせ
  9. ^ 【等11・13】経路変更およびダイヤ改正のお知らせ
  10. ^ ボロ市開催に伴う迂回運行のお知らせ
  11. ^ 世田谷ボロ市開催に伴う迂回運行のお知らせ
  12. ^ ダイヤ改正のお知らせ 2019年12月1日(日)実施【反11・12、森91】”. 東急バス (2019年11月21日). 2020年11月9日閲覧。
  13. ^ 東急バス創立10周年記念誌 p.109
  14. ^ 【恵32】所管営業所変更のお知らせ”. 東急バス. 2022年5月17日閲覧。
  15. ^ 【園02】ダイヤ改正のお知らせ 2017年5月1日(月) 実施 - 東急バス公式サイト、2017年4月17日、同5月19日閲覧。
  16. ^ 世田谷区内におけるバス路線再編成の実施について 2018年4月1日(日)実施 - 東急バス公式サイト、2017年11月22日、同11月25日閲覧。
  17. ^ 世田谷区内(桜新町・岡本地区)におけるバス路線の再編成実施について 2021年4月1日(木)実施”. 東急バス (2020年11月9日). 2020年11月9日閲覧。
  18. ^ 都立01系統廃止に伴う定期券の払いもどしおよび玉31系統・黒07系統の運行内容について 2021年4月1日(木)実施”. 東急バス (2021年2月19日). 2021年3月2日閲覧。
  19. ^ “東京近郊と羽田直結 バス路線開設相次ぐ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2000年7月10日) 





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