擬似SRAM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 14:44 UTC 版)
近年のトレンド
組み込み用途のものを中心に、近年の32bitマイクロコントローラはDRAMの制御回路(バスタイミングとリフレッシュの管理をする回路)を内蔵するようになってきている。このようなCPUを使う場合、疑似SRAMの利点のほとんどは生かされず欠点だけが残ることとなるため、擬似SRAMが採用されることは無く、4bit〜16bitの廉価なマイクロコントローラで主に使われている。
しかし、擬似SRAMのシェアはeDRAMによって奪われつつある。SiPによってパッケージ内にコアロジックとメモリを混載する技術が開発されてから、擬似SRAMのシェアは伸び悩んでいる。
関連
- 1T-SRAM
- 擬似SRAMの一種だがアクセス機構や回路配置の工夫によって通常のSRAMよりも低消費電力かつ通常のDRAMよりも高速なアクセスを実現している。ニンテンドーゲームキューブなどのゲーム機で多く採用されている。
外部リンク
- 1 擬似SRAMとは
- 2 擬似SRAMの概要
- 3 擬似SRAMの利点
- 4 近年のトレンド
- 擬似SRAMのページへのリンク