出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/27 23:10 UTC 版)
ランキン土圧とクーロン土圧の相違
ランキン土圧における仮定は、以下の通りである。
この時主働土圧および、受働土圧は以下のように得られる。
- 主働土圧
-
- 先ほどと同様に上界定理を用いる。
- この方程式を解くと、は次のように得られる。
- この時の主働土圧は次のように得られる。
- 受働土圧
-
- 先ほどと同様に上界定理を用いる。
- この方程式を解くと、は次のように得られる。
- この時の受働土圧は次のように得られる。
ランキン土圧とクーロン土圧は一見違う理論のように見えるが、実は同じである。ただし、適用できる対象がやや異なるので下に表にしてまとめた。
ランキン土圧とクーロン土圧の違い
| 壁体との摩擦 | 壁体の形 | 地盤の形 | 土材料 | 土の内部摩擦 |
ランキン土圧 | 考慮しない | 考慮しない | 考慮しない | c,材 | 考慮する |
クーロン土圧 | 考慮する | 考慮する | 考慮する | 材のみ | 考慮する |