劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL
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本作品オリジナルのミラーモンスター
以下のミラーモンスターのうち、シアゴーストとレイドラグーンはいずれもテレビシリーズ終盤にも登場。本作品と同様にミラーワールドの崩壊が迫るにつれて大繁殖を開始した。
シアゴースト | |
---|---|
身長 | 225 cm |
体重 | 145 kg |
- シアゴースト
- ヤゴ型モンスター。高い環境適応能力と多段階に変態する特性を兼ね備え、緩慢な動きで独特の不気味な鳴き声を発しながら常に集団で行動する習性を示す[35]。
- 捕食の際には口から飛ばした種子を人体に植えつけ、体内で触手状に発芽成長させる[35]。また、強い粘着性の糸を口から吐く。身体のラインが赤い個体と青い個体が存在するが能力的に差異はない。ファムのブランバイザーが口に刺さった際は、精密機械のような口内が確認できる。
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
- 大ショッカーの怪人として登場。
- 『仮面ライダーウィザード』
- テレビシリーズ第52話「仮面ライダーの指輪」より、魔宝石の世界の怪人として登場。
- 同作品に登場した個体は魔宝石の世界の人間が怪人化したもので、口や腕から光弾を発射するなど原典にはない攻撃手段も身に着けている。
- 映像上では先行登場した仮面ライダー鎧武が初めて戦った怪人としても描かれている。
- また本作品と同様に、脱皮してレイドラグーン、ハイドラグーンに成長する。
レイドラグーン | |
---|---|
身長 | 232 cm |
体重 | 140 kg |
- レイドラグーン
- シアゴーストが殻を脱ぎ捨てて誕生した成長形態のトンボ型モンスター。後頭部にトンボの胴と尾が付いており、新たに頭部に生えた光の羽による飛行能力が追加され[35][36]、シアゴーストと同じく集団で行動する。両手足に生えた鋭い鉤爪が武器[35]。人を掴んで高空に飛び上がって捕食する[35]。
- 群体のヤゴからもう一段階踏まえるため、人間大のトンボとして追加された[36]。
- 『仮面ライダーディケイド』
- テレビシリーズ第20・21話より、ネガの世界の怪人として登場。人間に擬態する能力が加えられている。
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
- 大ショッカーの怪人として登場。槍を武器とする個体も存在する。
ハイドラグーン | |
---|---|
全長 | 240 cm |
体重 | 125 kg |
飛行速度 | 900 km/h |
- ハイドラグーン
- トンボ型モンスター。レイドラグーンが脱皮して進化変態した最終進化形態で、人型の範疇に収まっていたそれまでの形態とは異なり、モチーフであるトンボにより近いフォルムとなっている。爪と牙が武器で、左右羽の下に一門ずつ、ミサイルのように分離して飛ぶことや先の鉤爪で捕まえて自分の元へ引き戻すことができる腕が新たに装備されている[35]。
- 現実世界の環境に適応しており、物語終盤におけるミラーワールドの崩壊に伴い、レイドラグーンと共に現実世界への大移動を開始する。
- 群体で登場して、巨大なCGモンスターに合体融合するというオーダーだったため、異質な龍になって龍VS龍を見せるため、ドラゴンフライであるトンボがモチーフに選ばれた[36]。メリハリをつけることを意識するため、動かない羽は大仰に、動く腕と尾はより動かしやすくしている[36]。CGのため、前腕は物理的に繋がっていない[36]。
- 『仮面ライダーディケイド』
- テレビシリーズ第1話「ライダー大戦」にて、夏海の世界に侵攻する。
- 『仮面ライダーウィザード』
- テレビシリーズ最終話「終わらない物語」にて、魔宝石の世界の怪人として登場。
- 『仮面ライダージオウ』
- テレビシリーズEP47にて、レイドラグーンや他のミラーモンスターと共に登場。
注釈
- ^ a b ノンクレジット
- ^ 劇場版公開後のテレビシリーズでも、仮面ライダーオーディンの扱いや、浅野めぐみの登場など、劇場版との繋がりが曖昧な設定が新たに加えられている。
- ^ 書籍『仮面ライダー龍騎(ファンタスティックコレクション)』では、「城戸真司(影)」[8]、『仮面ライダー龍騎・ハイブリッドファイル』『仮面ライダー龍騎超全集 最終巻』では「鏡像の真司」[9][6]と記載している。
- ^ エンディングクレジットでは「仮面ライダー龍騎 / 仮面ライダーリュウガ / 城戸真司」となっている。
- ^ 講談社『テレビマガジン特別編集 仮面ライダー龍騎』では、幼少時代に城戸真司と一日遊んだ神崎優衣がその思い出を絵に描いたことから彼が誕生したと推測されており[4]、株式会社カンゼン『平成仮面ライダー変身伝』72頁でも、真司と優衣が遊んだことが何らかの要因になった可能性があると指摘されている。
- ^ a b 『ディケイド』第6話より。
- ^ 『ディケイド』第7話より。
- ^ 『ディケイド』第27話より。
- ^ 『ディケイド』第11話より。
- ^ 『ディケイド』第20・21話より。
- ^ 『ディケイド』第1話より。
- ^ ディレクターズカット版のみ。
- ^ a b クレジットでは役名未表記。
- ^ ディレクターズカット版では友情出演表記なし。
- ^ 字幕などでは裏真司表記。
出典
- ^ 2002年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ a b c d e f g h i j 「106号巻末特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2003」『宇宙船』Vol.106(2003年5月号)、朝日ソノラマ、2003年5月1日、151頁、雑誌コード:01843-05。
- ^ デジタルシネマカメラ VARICAM/映画史100年・沈黙の革命 パナソニック・イズム
- ^ a b c テレビマガジン特別編集 2004, p. 91
- ^ テレビマガジン特別編集 2004, p. 77, 「龍騎成立への道」.
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- ^ a b 超全集 最終巻 2003, p. 69.
- ^ FC 2003, p. 94.
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y HF 2003, p. 72.
- ^ 超全集 最終巻 2003, pp. 60–61.
- ^ 超全集 最終巻 2003, p. 66.
- ^ ODF 16 2008, pp. 1–2
- ^ a b c d e FC 2003, p. 81.
- ^ ディレクターズカット版オーディオコメンタリー 0:53:35ごろ
- ^ a b c FC 2003, p. 55.
- ^ a b c d ODF 95 2009, pp. 15–16
- ^ a b c 超全集 最終巻 2003, p. 60.
- ^ 超全集 最終巻 2003, p. 67.
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- ^ a b ODF 43 2009, pp. 5–6
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- ^ ODF 32 2008, pp. 1–2
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- ^ ODF 102 2009, pp. 15–16
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- ^ a b 完全超百科 2002, p. 29.
- ^ a b c d e f HF 2003, p. 80.
- ^ a b c d e f g 完全超悪 2020, p. 141, 「DESIGNER INTERVIEW 篠原保[仮面ライダー龍騎/仮面ライダー555]」
- ^ “水岡和郎|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “詐欺に使われた家の夫婦|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “タクシーの運転手|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “タイ料理屋の店員|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ a b “お好み焼き屋の客|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “チーマー風の男|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “遊園地の案内人|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “お好み焼き屋の店員|仮面ライダー図鑑|東映”. 仮面ライダーWEB. 東映. 2021年4月30日閲覧。
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 141, LIST OF WORKS 高岩成二.
- ^ 高岩成二 2021, p. 220.
- ^ a b c “キャスト・スタッフ 劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL/他1本”. goo 映画. 2011年7月9日閲覧。
- ^ 『東映ヒーローMAX』Vol,18、辰巳出版、79頁
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 123, LIST OF WORKS 押川善文.
- ^ a b JAE NAKED HERO 2010, p. 35, LIST OF WORKS 岡元次郎
- ^ 『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL ディレクターズ・カット版 オーディオコメンタリー』より
- ^ 『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL ディレクターズ・カット版 オーディオコメンタリー』より
- ^ a b c d e JAE出演者情報2002年9月のサイト(2006年12月1日時点のアーカイブ)
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 91–99, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 08 おぐらとしひろ(東映ヒーローMAX vol.34掲載)」
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