公認会計士試験 合格者数・合格率・合格基準 (実際に受験した受験者数ベース)

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公認会計士試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 13:16 UTC 版)

合格者数・合格率・合格基準 (実際に受験した受験者数ベース)

受験者は1989年の5735人から増減を繰り返し、2010年には25,648人となったが、2015年には10,180人(出願者)と、5年間で4割程度の水準に激減した。[2]

合格率は、2001年~2005年は8%前後だったが、14.9%(2006年)、19.3%(2007年)、17.1%(2008年)、10.5%(2009年)と大きく変動し、その後、6.5%(2011年)まで低下した後、2015年は10.3%(対出願比)となっている。

合格者は、2007年には4041人にまで膨らんだが、受験者の減少と合格率が10%台になったことで2015年は1051人の合格者となった。

短答式試験の合格者は、

  • 2014年度の通年でみると、1,405人。合格率は15.1%。累積通過数は2,686人。
    • 2014年第1回は、1,003人。合格率は16.8%。合格基準は70%。
    • 2014年第2回は、402人。合格率は 8.2%。合格基準は68%。
  • 2013年度の通年でみると、1,766人。合格率は13.7%。累積通過数は2,932人。
    • 2013年第1回は、1,071人。合格率は13.6%。合格基準は67%。
    • 2013年第2回は、695人。合格率は11.6%。合格基準は67%。
  • 2012年度の通年でみると、1,274人。合格率は8.1%。累積通過数は3,126人。
    • 2012年第1回は、820人。合格率は6.0%。合格基準は70%。
    • 2012年第2回は、454人。合格率は4.2%。合格基準は67%。
  • 2011年度の通年でみると、2,231人。合格率は10.7%。合格基準は73%。累積通過数は4,632人。
    • 2011年第1回は、1,708人。合格率は9.9%。
    • 2011年第2回は、523人。合格率は3.4%。
  • 2010年度の通年でみると、2,396人。合格率は10.6%。合格基準は71%。累積通過数は4,877人。
    • 2010年第1回は、1,576人。合格率は8.9%。
    • 2010年第2回は、820人。合格率は4.6%。
  • 2009年度は、2,289人。合格率は13.2%。合格基準は70%。累積通過数は5,245人。
  • 2008年度は、3,515人。合格率は21.7%。合格基準は65%。累積通過数は6,933人。
  • 2007年度は、2,709人。合格率は18.5%。合格基準は65%。累積通過数は6,241人。
  • 2006年度は、5,031人。合格率は31.0%。合格基準は69%。累積通過数は5,031人。

【参考】旧2次試験

  • 2005年度は、3,510人。合格率は22.9%。

論文式試験の合格者は、

  • 2014年度は、1,076人。合格率は10.0%。(旧2次試験合格者等を合算すると1,102人。合格率10.1%)。
  • 2013年度は、1,149人。合格率は8.8%。(旧2次試験合格者等を合算すると1,178人。合格率8.9%)。
  • 2012年度は、1,301人。合格率は7.4%。(旧2次試験合格者等を合算すると1,347人。合格率7.5%)。
  • 2011年度は、1,447人。合格率は6.4%。(旧2次試験合格者等を合算すると1,511人。合格率6.5%)。
  • 2010年度は、1,923人。合格率は7.6%。(旧2次試験合格者等を合算すると2,041人。合格率7.9%)。
  • 2009年度は、1,916人。合格率は9.4%。(旧2次試験合格者等を合算すると2,229人。合格率10.5%)。
  • 2008年度は、3,024人。合格率は15.3%。(旧2次試験合格者等を合算すると3,625人。合格率17.1%)。
  • 2007年度は、2,695人。合格率は14.8%。(旧2次試験合格者等を合算すると4,041人。合格率19.3%)。
  • 2006年度は、1,372人。合格率は8.4%。(旧2次試験合格者等を合算すると3,108人。合格率14.9%)。

[補足] 試験制度をあまり熟知していない者が、旧2次試験合格者を含めた合格者数及び合格率のみをもって、公認会計士試験の合格者数及び合格率として表される場合があるが、この数値にはあまり意味がない。何故なら、旧2次試験合格者は、現行の公認会計士試験合格者とほぼ同義である。そのため、実質的な合格者及び合格率を測る場合、旧2次試験合格者を含まない公認会計士試験の合格者及び合格率で見る必要がある。

【参考】旧2次試験

  • 2005年度は、1,308人。合格率は8.5%。

2010年度では、合格率が8%を切っており、2000年以降では、旧試験の2000年に次ぐ合格率の低さとなっている。旧試験(2005年以前)では、現在の公認会計士試験に該当する旧2次試験の合格率は平均的に6~8%台で運用されていた。新試験では大量合格を取り上げて、試験が易化したと誤解されるが、実際は、一時期を除けば、受験者数の大幅な増加によって合格者数が増えただけである。そのため、一時期の合格率の上昇を除けば、現行試験が旧試験に比べ易しくなったわけではない。短答式試験受験者と短答式受験免除の受験者(前年短答式試験合格者、大学教授司法試験合格者等)のうち、約10人に1人前後しか合格しない試験である。


注釈

  1. ^ 新日本監査法人の新人でも年600万円以上といわれている:会計士増の旗振り役が採用減新 日本監査法人のお粗末経営, ダイヤモンドオンライン
  2. ^ 報告書では、次のことが明記されている。--「待機合格者」の問題への取組みの狙いは、合格したにもかかわらず必要な実務経験を得られず、資格が取得できない状況を改善することであって、合格者の雇用の確保それ自体を直接の狙いとするものではないことに留意が必要である。従って、公認会計士試験の受験を途中で断念した者の就職問題や公認会計士となる資格を得た者の就職問題については、本懇談会では直接の検討の対象とはしていない。--

出典

  1. ^ a b c d e 公認会計士・監査審査会「平成20年公認会計士試験受験案内」p.1
  2. ^ 新旧公認会計士過去試験結果データ・統計(合格率・合格者数) TOP
  3. ^ カリキュラム・学びの特色 高大接続科目による大学水準の授業 - ウェイバックマシン(2024年3月9日アーカイブ分)
  4. ^ 集合朝7時、勉強漬けの「部活」 朝日大「体育会会計研究部」 岐阜 - ウェイバックマシン(2024年2月7日アーカイブ分)
  5. ^ 専修大学長、大学ランキング“日東駒専”に持論展開 「受験産業が提供する情報のひとつに過ぎない」 - ウェイバックマシン(2023年1月27日アーカイブ分)
  6. ^ 協育プログラム - ウェイバックマシン(2024年1月7日アーカイブ分)
  7. ^ 商学部 - ウェイバックマシン(2024年3月9日アーカイブ分)
  8. ^ 朝日新聞出版『大学ランキング2017年版』73頁 「公認会計士」 2016年4月25日発行
  9. ^ 朝日新聞出版『大学ランキング2018年版』106頁 「公認会計士」 2017年4月30日発行
  10. ^ 朝日新聞出版『大学ランキング2019年版』120頁 「公認会計士」 2018年4月30日発行
  11. ^ 朝日新聞出版『大学ランキング2020年版』102頁 「公認会計士」 2019年4月30日発行
  12. ^ 朝日新聞出版『大学ランキング2021年版』102頁 「公認会計士」 2020年4月25日発行
  13. ^ a b 朝日新聞出版『大学ランキング2023年版』118頁 「公認会計士」 2022年4月30日発行
  14. ^ 事例として衆議院議員若林健太
  15. ^ a b http://ja.jicpa.or.jp/examination/syuryokousah22-goukakuhappyou.pdf
  16. ^ http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/jicpa_pr/news/25_9.html
  17. ^ http://ja.jicpa.or.jp/examination/syuryokousa24-7.html
  18. ^ http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/jicpa_pr/news/post_1649.html
  19. ^ http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/21_19.html
  20. ^ http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/20_9.html
  21. ^ http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/19_8.html
  22. ^ a b 未就職者が1,000人超=公認会計士試験合格者
  23. ^ NHKニュースウオッチ9』、2010年03月19日
  24. ^ a b 公認会計士の就職難が解消された背景と今後の見通し、2016年2月1日閲覧。
  25. ^ a b c 「公認会計士制度に関する懇談会」中間報告
  26. ^ 公認会計士監査制度の充実・強化 金融審議会 公認会計士制度部会 報告
  27. ^ 公認会計士試験合格基準,配点,合格ライン,合格点 -公認会計士資格試験ポータル公認会計士seek-, 各年度の正式なリリースは公認会計士・監査審査会/公認会計士試験の参照
  28. ^ a b 第8回公認会計士制度に関する懇談会議事録, 増田委員、山崎参考人の発言
  29. ^ 「企業と先生」一体の悲劇, 日経ビジネスオンライン
  30. ^ 公認会計士制度における懇談会
  31. ^ 「公認会計士試験合格者等の育成と活動領域の拡大に関する意見交換会 当面のアクションプランの改訂について」
  32. ^ 「企業財務会計士」導入見送り (税理士森下清隆事務所、2016年2月1日閲覧)
  33. ^ a b 日本経済新聞, 「企業財務会計士」見切り発車 金融庁が制度改革最終案 2011/1/22 1:47,  該当記事の引用サイト
  34. ^ 2011年4月16日 読売新聞朝刊
  35. ^ 日本公認会計士協会-公認会計士試験合格者の採用に係る企業向け説明会の開催について
  36. ^ 会計士不足が深刻 合格者減、採用枠に届かず (日経新聞、2016年2月1日閲覧)、余っていたはずの公認会計士がなぜ不足? 受験離れの背景に金融庁の失策も… (産経新聞、2016年2月1日閲覧)
  37. ^ 会計士不足が深刻 合格者減、採用枠に届かず (日経新聞、2016年2月1日閲覧)


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