マビノギのスキル 魔法

マビノギのスキル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/10 23:44 UTC 版)

魔法

エリンにおける魔法とは、呪文を唱えて超常現象を発生させる物ではなく、体内に宿したマナの力を利用し、イメージを力に変えるものとなっている。そのため使用の際には「詠唱」といった表現の他「キャスティング」や「チャージ」と言った表現も用いられる。基本的にマナの自然回復はスタミナ等に比べると遅いため、魔法を専門に使うスタイルのプレイヤーは回復薬の調達やマナ消費の節約に頭を悩ませることとなる。

アイスボルト
氷のエレメントを操る初級の攻撃魔法。威力は低いが、消費マナやキャスティング速度に優れる。最大5つの氷球を発生させ、身体の周囲に浮かせておくことができる。この氷球は自らの意志で消すか、対象に向けて発射するか、攻撃を受けてダウンしない限り消えることはない。
ファイアボルト
炎のエレメントを操る初級の攻撃魔法。使用するマナの量は多めだが、チャージを重ねる事で威力が飛躍的に上がっていき、命中した相手を必ずダウンさせる。使用すると燃えさかる火球が身体の周囲にひとつ現れ、最大5段階まで大きくすることができる。この火球は攻撃を受ける度に1段階ずつ小さくなって行き、最小段階で攻撃を受けると消滅する。それ以外の要因では対象に向けて発射するか、自らの意志で消さない限りは維持される。
ライトニングボルト
雷のエレメントを操る初級の攻撃魔法。使用するマナは多く、またダメージのばらつきが極端に大きい。最大5個まで光球を身体の周囲に出現させることができ、光球の数に応じて、チェーン現象により一定範囲内にいる敵を同時に攻撃できる。ただし敵の数に関わらず光球は一度の攻撃で全て消費され、また保持量が多いほど威力は低下してしまう。自身の周囲にライトニングボルトを保持している者がいればチェーン現象が強化され、攻撃範囲を拡大させる。この光球は攻撃を受けてのダウンや、標的への発射といった一般的な消費法のほか、15秒程度の時間が経つと放電により自然消滅する。
ボルト魔法の合体
各属性に対応するワンドを装備した二人がパーティを組み、それぞれが異なるボルト魔法をタイミングを合わせてキャスティングすると、二つの魔法の特性・威力が合わさった合体魔法となる。
ボルト魔法の合体スキルは合体魔法を単独で行使するためのスキルであり、こちらの方法で合体を行う場合もワンドを装備している必要がある。装備中のワンドの属性に対応したボルト魔法をキャスティングし、これが完了する前に素早く別のボルト魔法をキャスティングする事でそれぞれのボルト魔法が合体される。スキルランクを上げると合体魔法の威力が底上げされる。
アイススピア
氷のエレメントを操る上位の攻撃魔法。同等の魔法であるサンダーやファイアボールに比べて威力で劣り、キャスティング速度や消費マナに優れるといった特徴はアイスボルトと同様。使用すると氷柱を生成し、最大で5回までチャージを重ねる事で氷柱が巨大化していく。発射すると標的および弾道以上にいた敵を4秒程度凍結させた後、氷が砕け散ると同時にダメージを与えてダウンさせる。この時倒した敵からは更に氷の飛礫が飛び散り、周辺の敵を凍結させる。これが繰り返される事で連鎖的に攻撃範囲を拡大させていく。ただし、凍結中の標的に対しては攻撃を行うことができない。キャスティング後は移動ができず、使用にはアイスワンドを必要とする。
ファイアボール
炎のエレメントを操る上位の攻撃魔法。ゆっくりと放物線を描いて飛ぶ火球を発射し、着弾と同時に爆炎と爆風で広範囲の敵を薙ぎ払う。発射のためにはフルチャージ(キャスティング5回)しなければならず、キャスティング一回当たりの時間も極めて長い。キャスティング後は移動ができず、使用にはファイアワンドが必要。
サンダー
雷のエレメントを操る上位の攻撃魔法。標的とその周辺の敵にライトニングボルトを撃ち込んで麻痺させた後、最大5回の落雷を浴びせる。チャージは最大5回までで、1チャージ毎に攻撃対象および攻撃回数が増える。ライトニングボルトと同様にダメージのばらつきは大きいが、放電現象は起こらない。キャスティング後は移動ができず、使用にはライトニングワンドが必要。
ブレイズ
物理攻撃を取り入れた攻撃魔法。魔法力を凝縮したワンドで敵を殴打して吹き飛ばし、その後魔法力による爆発で更にダメージを与える。爆発時は周辺の敵も巻き込む事が可能。敵がダウン寸前の状態に近ければ近いほど、より大きなダメージが見込める。使用時はキーを押しっぱなしにする事でチャージを開始し、離すと発動させる。チャージ時間に応じてマナ消費量と威力が増加。使用にはワンドが必要で、打撃用ワンド以外のワンドを装備していると威力は半減する。
ヘイルストーム
氷のエレメントを操る環境操作魔法。約30秒間、その場に局地的な吹雪を発生させ、そこから氷の飛礫を生成・射出して攻撃する。チャージ数が多いほど威力が上昇し、一度の攻撃で氷の飛礫は消滅する。ただしスキル持続中は自動的に氷の飛礫がチャージされていくため、素早い連続攻撃が可能。キャスティング後は移動ができず、使用にはトリニティスタッフが必要。
ヒーリング
パララ(太陽)の力を用いる回復魔法。生命力を取り戻すことはできるが、傷を塞ぐことはできないため、負傷は回復しない。また、使用者が自分自身に向けてヒーリングを使うと、生命力の回復量と同じ程度のスタミナを消耗する。キャスティングによって一度に5個の光球を発生させ、光球1個につき1回の回復を行う。またこの光球を維持している間は防御力が高まる。
パーティヒーリング
ヒーリングの上位魔法で、パララの力をワンドによってさらに増幅させ、範囲内に存在しているパーティメンバー全員に一度にヒーリングをかけることができる。ヒーリングに比べて多大なマナを消費するものの、回復量も大きい。キャスティングによって発生する光球は常に1個のみで、チャージを重ねる事はできない。この光球を維持している間はパーティメンバーの防御力が高まる。使用にはヒーリングワンドが必要。
メディテーション
瞑想とも呼ばれるスキルで、使用することによりマナが自然回復する速度を向上させる。通常、メディテーション使用中は移動が徒歩に限定されてしまうが、魔法のワンドを装備しながら瞑想することによって走ることも可能となる。ただしスタミナの自然回復が停止し、空腹速度が3倍程度に増加してしまう。
マジックシールド
球状のマナの障壁を発生させることで、障壁内部の人を外部からの遠距離攻撃より守ることができる防御魔法。ただし、内部からの攻撃も同じく軽減されてしまうので注意が必要である。矢などの物理的な遠距離攻撃を防ぐナチュラルマジックシールドと、それぞれ三種類のエレメント魔法を防ぐアイス・ファイア・ライトニングの四種類が存在する。
マナシールド
マナによる防御膜を形成する。あらゆる攻撃を軽減し、またダメージを受けた際にライフではなくマナが減少するようになる。ヒーリングワンドを装備していると更にダメージを軽減する。
メテオストライク
空から巨大な隕石を召喚し、広範囲に渡って火の海を作り出す攻撃魔法。隕石そのものによる攻撃で魔法・物理属性の複合ダメージを与えた後、落下地点を溶岩地帯に変えて敵に持続的なファイアダメージを与える。キャスティング後は移動ができず、使用にはスタッフが必要。再使用には極めて長時間の間隔が必要となる。
ムービングキャスティング
精神集中によって上級魔法を除いた全ての魔法を移動しながらキャスティングできるようになるスキル。発動中は持続的かつ高速度でスタミナを消耗し、キャスティングに必要なマナの量も増加する。移動速度も減少するが、これはランクアップにより緩和される。
インスタントキャスティング
チャージ可能な魔法スキルを、チャージ及びキャスティングなしに即時使用できるようになるスキル。持続時間に1回のみ有効。チャージ可能なスキルはすぐに5チャージ状態になり、マナの消費なしに使用できる。魔法で敵を攻撃する度に再使用待機時間が少しずつ減少するため、攻撃魔法を連続して使用すると頻繁に使う事ができる。ランクアップによって持続時間が延長、再使用待機時間が減少する。
マスタリ(魔法)
魔法スキルなどを使う際に様々な補正が得られるパッシブスキル。2013年9月12日(G18:ZERO)現在実装されているのは、マジックマスタリ(魔法バランス及びマナの増強)、アイスマスタリ(氷のエレメント魔法を強化)、ファイアマスタリ(炎のエレメント魔法を強化)、ライトニングマスタリ(雷のエレメント魔法を強化)、ボルトマスタリ(三種のボルト魔法を強化)、マジックウェポンマスタリ(魔法武器装備時の効果を強化)の六種類。

エンチャント

魔力を秘めた巻物(エンチャントスクロール)から、その力を装備品に付与する事をエンチャントと呼び、これを行うためのスキル。

エンチャントにはその効果が発揮されるために「レベルが○○以上(以下)」、「スキルのランクが○○以上(以下)」と言った条件が設定されており、条件に合わない場合、時としてデメリットを受ける。この辺りのさじ加減によってキャラクターのスキル構成に差が生まれる。

エンチャントを行うには、条件の一致している装備品と「魔法の粉」、「エンチャントスクロール」が必要になる。魔法の粉には「魔法の粉」「祝福された魔法の粉」「エリート魔法の粉」「古代の魔法の粉」の4種類が存在しており、右に挙げた物ほど効果で成功率への影響が高くなっている。エンチャントの成功率は、そのエンチャントを行うキャラクターのInt(知性)値とエンチャントスクロールの難易度によって決まる。エンチャントに失敗すると、スクロール自体の耐久値が減少し、最悪の場合装備品の最大耐久値が大幅に減少する。

エンチャントは接頭(prefix)と接尾(suffix)の二つのグループに分類され、同じグループ同士は後から付与した物で上書き、違うグループ同士は共存することができる。また、難易度が9ランク以降の「数字ランクエンチャント」は、原則一つ前のランクのエンチャントがあらかじめ装備品に付与されていることが条件となり、この条件を満たしていない場合は、装備品をエンチャント対象として選ぶことができない。

エンチャントが付与された装備品を、キャンプファイア等の炎で「エンチャント焼却」することにより、付与されたエンチャントをスクロールの形で取り出すことができる。この場合の成功率はエンチャント焼却を行うキャラクターのエンチャントスキルランクに依存し、薪の種類にも影響を受ける(通常の薪もしくはキャンプファイヤキット<高級薪<最高級薪 の順に成功率は上昇)。エンチャント焼却を行うには、マナハーブ(自身で行う場合)もしくはサンライトハーブ(他者に依頼する場合)と祝福ポーション、エンチャントの付与された装備品、焼却で使うキャンプファイアが必要である。


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  1. ^ 英雄マスターシェフ実装”. NEXON (2014年). 2014年2月2日閲覧。
  2. ^ ゲーム内のスキルタブは独立している 、またリストアもあるため、前記の戦闘スキルカテゴリーとはしていない。
  3. ^ 連続技3段目のスキルはダメージ800%、900%など他のスキルより強力
  4. ^ 公式サイト格闘術の紹介文より”. NEXON. 2013年1月27日閲覧。
  5. ^ ゲーム内スキルウィンドウの表記ではチェーンと表現されている
  6. ^ この効果の発動率はスキルランクにより上昇する
  7. ^ 発動するとしばらその場で動けなくなり徐々に回復していく。途中でキャンセルすることもできる
  8. ^ スキル説明によれば「気が散ってしまう」とのこと
  9. ^ 公式サイトアップデート情報2012/5/24”. NEXON. 2013年1月27日閲覧。
  10. ^ このアップデートまで生活タブにあった楽器演奏スキル等は当スキルカテゴリに移動された。
  11. ^ 公式サイトアップデート情報2012/8/16”. NEXON. 2013年1月27日閲覧。
  12. ^ 欠番になっている数字もあるが、未実装なだけか、今後もそのままかの言及は見当たらない
  13. ^ スキルランクにより広くなる






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