チョコボレーシング 〜幻界へのロード〜 ストーリーモード

チョコボレーシング 〜幻界へのロード〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 10:06 UTC 版)

ストーリーモード

ストーリーデモは飛び出す絵本のような形式となっており、1話毎に本が開かれ、場面が切り替わる際にページがめくれていく。

ストーリーモードでは、1話を除いてライバルキャラクターとのレースに勝利すると話が進んでいく。道中、ライバルキャラクターに勝利すると、そのキャラクターとアビリティを次の話から使用できるようになり、コース上に出現する魔石の種類も話が進む毎に増えていく。

ストーリーモードのレースでは、プレイヤーが選んだキャラクターとライバルキャラクター、そして仲間キャラクターを交えて最大6人で同時に走る。たとえ仲間に負けて1位が取れなくてもライバルキャラクターより上位なら話が進むが、この場合得られるポイントは低くなってしまう。ストーリーモードをクリアすると「キャラクターエディット」を行える(後述)。

1話 シドのプレゼント
ある日チョコボはシドから、速く走れる発明品「ジェット・ブレードCR」をプレゼントされる。
  • ステージ - シドのテストコース
  • プレイヤー - チョコボ(ダッシュ)
  • ライバル・魔石 - なし
研究所の裏にあるテスト用コースで試走したチョコボを見て、シドはその出来栄えに満足気。そこへモーグリが現れ、シドに頼んでいたマシンをねだるが、準備の出来ていなかったシドは明日完成したら家に届けると言い、それを聞いたモーグリは明日に備えて帰っていく。しかし、実はシドはモーグリのマシン製作をすっかり忘れていた。
2話 モーグリとの旅立
打倒チョコボに燃え、特製コースを作って待っていたモーグリの元へ、チョコボとシドがやって来る。(シドが一晩で適当にこしらえた)マシンに少々不満なモーグリであったが、主役の座をかけてチョコボと勝負する。
  • ステージ - モーグリ・フォレスト
  • ライバル - モーグリ(はばたき)
  • 初登場魔石 - ヘイスト
チョコボに完敗したモーグリ。マシンが手抜きじゃないのかとシドに詰め寄るモーグリへ、シドは「アビリティ」が重要だと語る。チョコボのダッシュの秘密はその足のリングの青い石によるものらしい。世界にはいろいろなアビリティを持つ者がいるという。それを聞いたチョコボとモーグリは、すごいアビリティを求めて旅立つ。
3話 城壁の門番
村の出口に差し掛かったチョコボ達に、門番のゴーレムが立ちふさがった。村の外は危険だから通せないと言う。しかしその時、チョコボとゴーレムの青い石が共鳴して光り出す。ゴーレムも青い石を持っている事を知ったモーグリ達は、青い石を賭けて勝負を申し込む。
  • ステージ - 巨人の遺跡
  • ライバル - ゴーレム(グリプル)
  • 初登場魔石 - ファイア
ゴーレムはチョコボ達を認め、村の外に出ても大丈夫だと判断する。しかし、青い石を求めたモーグリに対し、信用できないから見張るため一緒についていくと宣言。ゴーレムが旅の仲間に加わった。
4話 廃坑の盗賊
一行は荒れ果てた鉱山へたどり着く。そこへ盗賊のゴブリンが出現し、モーグリを人質に金品を要求する。しかし、ゴブリンも青い石を持っていることが判明し、負けた方が青い石を渡す条件で勝負を持ちかけられる。
  • ステージ - ミスリル鉱山
  • ライバル - ゴブリン(ぶんどる)
  • 初登場魔石 - ブリザド
ゴブリンに勝ったチョコボ達だが、ゴブリンの持っていた手紙から彼の正体が「怪盗ゴブこぞう」である事が判明する。悪い金持ちから盗み、貧しい人たちへ分け与える有名な義賊であった。彼を捕まえれば報奨金が手に入ると期待するモーグリだが、チョコボとゴーレムに説得されしぶしぶ見逃す。しかし、見逃してくれた恩と、正体をばらされるわけにはいかないという理由でゴブリンも旅に同行することになった。
5話 怪奇の森の魔の館
ゴブリンの案内でまよいの森にやって来たチョコボ達。夜も遅くなり道に迷ってしまった一行は、朝を待つため不気味な噂の伝わる「黒の館」へ入った。しかしゴーレムが誰かの気配に気付き、チョコボ達は怖がるモーグリを残して確認のために奥へ進む。初めは怖がっていて及び腰だったモーグリだが、取り残されたことに不安を感じてドアに飛び込むと、そこには館の中にコースが存在していた。
  • ステージ - 黒の館
  • ライバル - 黒魔道士(魔石アップ)
  • 初登場魔石 - サンダー
謎の人影の正体は青い石を持つ黒魔道士であった。どうやら黒魔道士の魔法で森から抜け出せなくなっていたらしい。なぜかチョコボと気があったらしい黒魔道士は、無言のまま仲間に加わる。
6話 クリスタルの伝説
魔道士の村ミシディアにたどり着いた一行は、旅の疲れを癒すため近くにいた白魔道士の少女に回復魔法ケアルをかけてもらおうとする。その姿に一目ぼれしたモーグリだが、彼女のお姉さんぶった態度に反抗心を燃やす。その時全員の青い石が光り出し、白魔道士は皆が「クリスタルのかけら」を持っている事に驚く。彼女もこの青い石「クリスタル」を持っており、どうやらクリスタルには古くから伝わる言い伝えがあるらしい。その言い伝えを聞かせてくれと迫るモーグリに対し、白魔道士は空中庭園で勝負に勝ったら教えると約束する。
  • ステージ - ミシディア空中庭園
  • ライバル - 白魔道士(バリア)
  • 初登場魔石 - ミニマム
白魔道士はためらいつつも伝説について話し出した。クリスタルのかけらは元々1つの大きなクリスタルだったが、それを巡って戦いが相次いだため、大魔道士ミン・ウが8つのかけらに分けて世界中に散らせたという。8つのかけらが集まったその時クリスタルが復活するという話を聞いたモーグリは、クリスタルを手に入れようと欲望を燃やす。伝説を話してしまった責任で旅に同行すると言い出した白魔道士に対して始めは反発していたモーグリだが、クリスタルを手に入れる為に利用してやると心の中で決意して納得する。
7話 お宝は腹の中
さらなる旅を続けるうち、お腹が減ってきた一行。モーグリは食いぶちがひとり増えたせいだと不満を漏らす。その時、爆音のような腹の虫が鳴り響く。その音の元を辿るとお腹を空かせたデブチョコボがいた。何か食べ物を欲しいと要求するデブチョコボ。話をよく聞くと、クリスタルのかけらも食べてしまったらしい。その青く光るお腹を見て、モーグリがとんでもないレース勝負を持ちかける。勝てばお腹の中の青い石をもらう、負けた場合はボク達を食べていいと勢いで宣言。こんな奴に負けるはずがないと余裕のモーグリに対し、白魔道士はどんなアビリティを持っているか分からないと不安を煽る。こうして喰うか喰われるかの勝負が始まった。
  • ステージ - ハングリーランド
  • ライバル - デブチョコボ(魔石あずかり)
  • 初登場魔石 - リフレク
デブチョコボに勝った一行だが、どうやらお腹の中の青い石はしばらく出そうにもないらしい。旅について行くからしばらく待ってくれという。それに対してモーグリはらしくもなく、あっさりと仲間入りを認める。その心の中は、お腹いっぱい食わせれば下から出てくるだろうという考えであった。
8話 魔獣の祠
意外と物知りなデブチョコボの案内で、一行はクリスタルのかけらが眠ると言うグルグ火山に到着する。しかし、そこに最強のモンスターと噂されるベヒーモスが出現する。火山に来た者を生かして帰すわけにはいかないというベヒーモスだが、クリスタルのかけらを求める一行の話を聞き、自らの持つ大きな青い石を賭けて勝負を挑む。
  • ステージ - グルグ火山
  • ライバル - ベヒーモス(突進)
  • 初登場魔石 - 死の宣告
なんとかベヒーモスに勝利した一行。その時、全員の持つクリスタルのかけらが一斉に輝きだした。
9話 幻の世界へ…
一斉に輝きだしたクリスタルのかけら。モーグリの頭のかざりも同時に輝き出し、クリスタルのかけらの1つだったことが判明する。その時今まで沈黙を守っていた黒魔道士が「8つのかけらが揃ったとき、幻界への扉が開かれん」と発言。一行はすさまじい光と共に見も知らぬ世界……幻獣たちの住む幻界へといつの間にか転移していた。驚く一行の前に、幻獣王バハムートが姿を現す。かつて大魔道士ミン・ウがアルテマの魔石を封印したという幻界で、最後の試練が始まった。
  • ステージ - 幻界
  • ライバル - バハムート(メガフレア)
  • 初登場魔石 - アルテマ
見事バハムートにうち勝った一行に、その口から伝説が語られる。かつて人間達は争いを続けていた。クリスタルを手に入れて幻界への扉を開き、幻獣の力を利用すべく。人間の行く末を案じていたミン・ウとバハムートは協力し、クリスタルを8つのかけらに分け、たとえかけらを全て集めてもその持ち主達が争っていれば復活しないように細工を施し世界中へ散らせた。しかし、バハムートはチョコボ達を見て驚く。かつていがみあい続けていた種族達が、協力してクリスタルのかけらを集め旅をしてきたことに。バハムートはチョコボ達を認め、これからは扉を閉ざさずに世界の行く末を見守ると言い、クリスタルはその役目を終え消え去った。こうして絆を深めた一行は旅を終え、平和な日々へ戻った。あきらめが付かない1匹を除いて……。







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