ゴニオメーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/01 19:23 UTC 版)
ゴニオメーターヘッド
ゴニオメーターの回転部の中心に置かれ、試料単結晶の中心を出したり、結晶軸をゴニオメーターの回転軸に合わせたりするための装置。また試料の保持台としての機能もある。互いに直行する2つの回転軸で結晶を±20°程度まで傾けられるアークと、結晶を入射線束の中心へ移動させる互いに直行した前後、左右、上下方向に微動できる並進機能を備えている。これにより試料の方位を10'以内、並進によるズレを0.1 mm以内に一致させることができる。普通は色々な回折装置に取り付けられるように着脱が可能である。四軸型自動回折計用としては、アークのない並進機能だけのものや、並進機能が普通の型とは逆にアークの上側にあるユーセントリックヘッドが使われる。
参考文献
- 『物理学辞典』 培風館、1984年
脚注
- 1 ゴニオメーターとは
- 2 ゴニオメーターの概要
- 3 ゴニオメーターヘッド
- ゴニオメーターのページへのリンク