グラウベ・フェイトーザ 人物

グラウベ・フェイトーザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/10 15:14 UTC 版)

人物

  • 腕には極真会館のロゴをモチーフにしたタトゥーを友人のTOKYO HIROに彫ってもらっている。そのデザインがユニフォームになっている。
  • 相手の選手を挑発する事はなく、普段は真面目で大人しく、虫も殺せないような優しい性格の持ち主である。
  • 家族をとても大切に思っており、現役引退の意向を示した理由も家族と過ごす時間を大切にしたいからと答えている。

得意技

ブラジリアンキック
日本の道場では「縦蹴り」「変速蹴り」と呼ばれる事が多い。独特の軌道を描く変則ハイキックであり、蹴り上げる軌道の途中で軸足を返す事で、蹴り脚の背足(足の甲)を相手の頭部に落下させる。丁度サッカーのドライブシュートのように相手の側頭部のガードを乗り越えて命中するため、防御対処が困難となる。したがって、技のプロセス、メカニズムとしては踵落としに似ているが、踵落としが「上げて、落とす」という2挙動を必要とするのに対し、ブラジリアンキックは連続した1挙動であるため、相手が受けの対処をとる時間が少ない。また、ミドルからハイに変化することで、相手を幻惑する効果もある。スピードと威力は勿論、演武のような華麗なフォームでも知られるグラウベの代名詞的な技である。身長212cmのK-1世界王者セミー・シュルトにもこの技をクリーンヒットさせてダウン寸前に追い込んだ事がある。ある程度の長身と柔軟な筋肉、下半身のバネの強さが必要とされる技であり、実戦で使用しコンビネーションに組み込むなどグラウベほどの使い手は非常に少ない。日本人で達人であったのはかつて関西神戸支部にいた堀池典久くらいである。また、グラウベは左右どちらの脚でも放つ事が可能。
ちなみにブラジルでの名称はクビゲリ(=首蹴り。よく相手の首筋付近を狙って使用される事から)。
膝蹴り
K-1参戦当初から多用している得意技。その威力は「凶器」とさえ呼ばれ、一撃必殺と恐れられている。また、ここぞという時に見せる跳び膝蹴りの威力も抜群であり、2005年に武蔵をこの技でKOしたシーンが有名。
踵落とし
長身と長い脚を生かして相手の頭頂部を狙う。

主な獲得タイトル

  • 第1回極真 パリワールドカップ地域別団体空手道選手権大会(南アメリカチーム) 準優勝&MVP選手賞
  • アメリカンズカップ空手道選手権大会 優勝(1997年)
  • 全南米空手道選手権大会 優勝(1997年)
  • 全ブラジル空手道選手権大会 優勝(1996年)
  • 全ブラジル空手道選手権大会 優勝(1997年)
  • 全世界ウェイト制空手道選手権大会 重量級 準優勝(1997年)
  • 第6回 オープントーナメント極真 全世界空手道選手権大会 第8位(1997年)
  • 第7回 オープントーナメント極真 全世界空手道選手権大会 第4位(1999年)
  • 第8回 オープントーナメント極真 全世界空手道選手権大会 第4位(2003年)
  • K-1 WORLD GP 2005 IN LAS VEGAS USA GP 優勝
  • K-1 WORLD GP 2005 準優勝
  • K-1 WORLD GP 2006 第3位

  1. ^ INTERVIEWS Glaube Feitosa TATAME 2010年4月27日
  2. ^ 極真会館が元世界王者のフランシスコ・フィリォを除名 グラウベ・フェイトーザも”. デイリー (2022年12月11日). 2022年12月12日閲覧。






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