dim Mとは? わかりやすく解説

DIMM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 22:51 UTC 版)

DIMM(Dual Inline Memory Module、ディム)は、複数のDRAMチップをプリント基板上に搭載したメモリモジュールのことを指し、コンピュータ主記憶として利用される。また、そのピン配置や電気的特性を規定したDIMM規格のこと。従来のSIMM(Single Inline Memory Module)では表裏の対向する2つの端子に同一の信号が出ているのに対して、DIMMでは異なる信号が出ていることからDIMMと呼ばれる。2007年現在、DIMMと言った場合、多くのパーソナルコンピュータワークステーションで使用可能なSDRAMを搭載したものを指す。


  1. ^ 上りと下りともに差動動作であり信号線は2倍の本数である。
  2. ^ 他方式のDIMMでは1チャンネルで240本ほどの配線が必要なのに比べて、1チャンネル69本のFB-DIMMはチャンネル数が多くとれる。
  3. ^ FB-DIMMを推進した米Intel社では、過去にRambus社が開発したRDRAMを推進したが特許権などの高コストなどを理由に失敗した経緯があり、FB-DIMMでは他社の特許をあまり含まないPCIeを元に接続インターフェースを開発・設計したとされる。
  4. ^ 上りと下りで同時に読み書き動作が行える。
  5. ^ 主プロセッサ側からの読み書きアクセスに対してメモリの動作に掛かる遅延時間は「レイテンシ」と呼ばれ、FB-DIMMではCPUから遠い下流ほどレイテンシが大きくなる。Windows Vistaで用意されているハードウェアパフォーマンス評価ツールでは、同じDDR2-5300チップであるにもかかわらず、UnbufferedDIMMに比べて1割から2割ほど評価が下回るとされる。
  6. ^ 『バッファードモジュール』、Rambus、(2008年08月29日時点のアーカイブ)
  7. ^ 『IntelはNehalem世代でFB-DIMMをフェイドアウトの方向に』、PC-Watch 後藤弘茂のWeekly海外ニュース、2007年10月23日


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