YDNペンサークル
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1931年に『新青年』でデビューした光石介太郎は、『ぷろふいる』1935年2月号に「綺譚六三四一」が掲載されると、『ぷろふいる』でデビューした新人に声をかけて、YDN(ヤンガー・ディテクティブ・ノーベリスト)ペンサークルを結成した。毎月1回、新宿の高級喫茶店ウェルテルの3階で会合を開いたほか、会合の日以外でも、メンバーは光石介太郎のアパートに毎日のように集まっては、探偵小説談義を交わした。 メンバーは『ぷろふいる』登場順に、平塚白銀(青地流介名義で1934年7月号)、中島親(1934年9月号)、舞木一朗(1934年10月号)、石沢十郎(1935年1月号)、金来成(1935年3月号)、西嶋亮(1935年4月号)、前田郁美(1935年5月号)、中村美与(1935年10月号)、中山狂太郎(1936年3月号)らがいた。また、『ぷろふいる』の寄稿者ではないが、高橋鉄も後に参加した。 メンバーの中で唯一『新青年』に作品が掲載されたことのある光石介太郎が、自然と中心人物となった。1935年7月号で結果が発表された『ぷろふいる』創刊2周年記念の特別懸賞募集では、入選した5人のうち4人をYDNペンサークルのメンバーが占めた(光石介太郎、平塚白銀、石沢十郎、金来成)。
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