Wハリケーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:35 UTC 版)
ボールが環状に回転し、分身しながら飛んでいく魔球。グローブを上空に放り投げ、両手で投げる。ボクシングのダブルフックを元に特訓によって開発された。雑誌掲載時(1982年10月号)の特集によれば、パイルボールの要領からさらに左手を擦り付けて横回転を与えることでWハリケーンになるという投球プロセスが説明されており(この特集の前に劇中で柳生が気付いて解説している)、実際に劇中ではWハリケーンの投球フォームからパイルボールを投げたこともある。一旦グローブを空中に放り投げて投球し、投げ終わった時にグローブをキャッチしなければならないため、ピッチャー返しに弱く、連投すると指に血豆ができてしまう欠点がある。投球の際、「バチィッ」という特有の音を生ずる。回転していたボールはミット直前では一つになるため、「青山アメリカンスクール」の主砲、ブラックサイクロンはそこを狙って打ち返す戦法を使ったが、それは柳生が既に「あの位置では当てることが出来ても絶対に飛ばせない」ことに気付いていたもので、金属バットさえ折ってしまう程重くなる。当初は「ハヤブサ・ダブルハリケーン」と表記された。次郎が投げている場面が描かれたのはプラモ学院との練習試合までである。
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