電子スチルビデオカメラ
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電子スチルビデオカメラ (でんしスチルビデオカメラ) とは、CCDイメージセンサ等の固体撮像素子を利用して撮影画像 (静止画) を電気信号に変換し専用のフロッピーディスクに即時記録することができる電子カメラおよび、そのシステムのこと。電子スチルカメラ、スチルビデオカメラとも呼ばれた。
- ^ "'Still Video"の頭文字を取ったもの。または "Electronic Still Video Camera"。
- ^ ないし性能や構造の点で、そのベースが、銀塩写真用のカメラというよりは、動画撮影用のビデオカメラをその1フレームのみ撮影するようにしたものであった、という点がある。スチルという語についてはスチル写真の記事も参照。
- ^ a b なお、この媒体と同じ物 (名称は「2インチデータディスク」) が、ソニーが販売していたワードプロセッサの「PRODUCE」シリーズや、PC-9800シリーズ用の外付けドライブとして発売された「2インチデータディスクシステム PDD-150」で利用されていた。
- ^ 52本目をキュートラックと称する制御信号を書き込むエリア、51本目をキュートラックと画像データとのガードとして記録しないエリアとしている。51,52本目は記録できないため50トラックと書く資料も多い。
- ^ 橋口 住久「2-5 電子スチルカメラ」『テレビジョン学会誌』第44巻第11号、テレビジョン学会、1510-1516頁、doi:10.3169/itej1978.44.1510。
- ^ 「ニューメカニズム特集 スチルビデオカメラの進撃!!」『月刊ビデオキャパ』学習研究社、1988年3月1日、73-81頁。
- ^ a b c 公益社団法人 発明協会>戦後日本のイノベーション100選>デジタルカメラ>イノベーションに至る経緯 (1)電子スチルカメラの誕生 ※2022年5月20日閲覧
- ^ その後、1997年よりはデジタルカメラの「マビカ」も発売された。それらの製品が当初「デジタルマビカ」という名称としていたのは、アナログ記録方式電子スチルビデオカメラの「マビカ」が先に存在していたためである。なお、デジタルマビカも記録媒体に2HDフロッピーディスクを使用しているが、データの記録方式はデジタルである。詳細は「デジタルマビカ」を参照
- ^ 日高 敏「ロス・オリンピック報道にみるニューメディア戦争 パート1」『カメラ毎日 1984年10月号』毎日新聞社、1984年10月1日、300頁。
- ^ CANON CAMERA MUSEUM>歴史館>1976-1986 SV(スチルビデオ)カメラの開発 ※2022年5月20日閲覧
- ^ これは、現在の新聞写真で「xxテレビから」といったキャプションがつけられるのと似ている。
- ^ 『デジタルカメラ ヒストリー』日本カメラ博物館、2007年10月23日。
- ^ 辻 徹直「スチルビデオの時代(1) 各社スチルビデオの特性」『写真工業 1989年1月号』写真工業出版社、1989年1月1日、45-56頁。
- ^ 橋口住久「電子スチルビデオカメラの世界 ソニーのプロマビカ・システム」『ラジオ技術 1990年5月号』アイエー出版、1990年4月、166頁。
- ^ 内藤 明「画像前線レポート 京セラ電子カメラDA-1」『写真工業 1996年5月号』写真工業出版社、1996年5月1日、19-23頁。
- ^ 内藤 明「画像最前レポート ペンタックススチルビデオカメラEI-C70」『写真工業 1993年8月号』写真工業出版社、1993年8月1日、9-12頁。
- 1 電子スチルビデオカメラとは
- 2 電子スチルビデオカメラの概要
- 3 参考文献
電子スチルビデオカメラと同じ種類の言葉
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