クローバ輪紋病菌

日本産糸状菌類図鑑

Stemphylium sarcinaeforme（クローバ輪紋病菌）

Stemphylium sarcinaeforme (Cavara) Wiltshire
　分類：不完全菌門，不完全糸状菌綱

クローバ類に輪紋病を引き起こす。分生胞子を飛散して蔓延する。有性世代は知られていない。

性状（機能）：植物病原菌

	形態： 　有性世代：不明 　無性世代：淡褐色～明褐色の分生子柄上に，明褐色，球形から亜球形，縦数個横3隔壁，大きさ30-50×22-33μ，表面平滑の分生胞子を形成する。中央の隔壁部でくびれることもある。
分生胞子

農環研所蔵標本　

標本番号	菌種	宿主和名	宿主学名	症状	採集地	採集年月日	採集者
110-1-59	Stemphylium sarcinaeforme	アカクローバ	Trifolium pratense	輪紋病	栃木県那須郡西那須野町栃木県有畜農場	1961.5.26	富永時任
110-1-62	〃	〃	〃	〃	〃	1961.7.19	土屋行夫
110-1-60	〃	〃	〃	〃	長野県佐久市大字新子田長野種畜牧場	1961.9.13	富永時任
110-1-58	〃	〃	〃	〃	栃木県那須郡西那須野町関東々山農試	1961.9.20	小室康雄
110-1-61	〃	〃	〃	〃	〃	1961.11.23	富永時任
110-1-68	〃	〃	〃	〃	栃木県畜試	1962.5.30	〃