PC-2001

NECパソコン博物館

PC-2001

	CPU ● μPD7907 メモリ ● 8Kbyte ＦＤ ● － ＨＤ ● － 価格 ● 59,800円
■時代背景 東京で反核運動、参加者40万人。青島幸男ら無党派クラブ結成。中曽根康弘内閣発足。 ■製品背景 ほぼ新書サイズで、重さ600g。いま風に言うと、モバイルギアの元祖のような機種。「学校で、営業先で、調査の現場で、思いつくまま気軽にキーイン」というキャッチフレーズで、パソコン入門機としても推奨された。N20-BASICは、PC-8000/PC-8800/PC-9800各シリーズのN-BASICとの互換性が高く、収集したデータを上位機に吸い上げて活用することを、早くも当時のカタログではうたっている。 ■コメント これは電卓ではなくて、ROMでBASICを搭載したれっきとしたパソコン。たった2行の表示機能しかないが、それでもこんな小さなマシンでBASICをプログラミングできてしまうのは、当時としては画期的なことだった。パソコン入門機という位置づけもされたが、実際に買って利用したのは、かなりのパワーユーザだった…という説も。PC-2001に合わせた、超小型プリンタPC-2021も用意され、本体とプリンタを合わせても1kg前後しかなく、それまでのパソコンユーザはわが耳を疑った。