NeXT以後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/09 22:55 UTC 版)
「Display PostScript」の記事における「NeXT以後」の解説
アップルがNeXT後継システムとしてリリースしたMac OS Xで採用した独自のウィンドウサーバQuartzは、PostScriptコードを格納し実行するのではなく、ビットマップとしてウィンドウのグラフィックスをキャッシュする。Quartz 2Dというグラフィックスライブラリは、PostScriptに似たPDFのグラフィックス・プリミティブを提供するが、これはあくまでもアプリケーションのフレームワークであり、ウィンドウサーバ内ではPostScriptもPDFも存在しない。アップルがこのようなモデルを採用した理由はいろいろあるが、アドビがDPSのライセンス料として提示した金額が大きかったこと、CarbonやClassicのコードをより効率的にサポートすること、QuickDrawベースのアプリケーションがビットマップによる描画を行っていることなどが挙げられる。アドビのPDF規格のライセンス条件はずっと緩く、条件付きで無料でソフトウェアにPDFフォーマットを採用できるようになっている。
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