Marcus Antoniusとは? わかりやすく解説

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アントニウス【Marcus Antonius】


マルクス・アントニウス

(Marcus Antonius から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 23:44 UTC 版)

マルクス・アントニウスラテン語: Marcus Antonius紀元前83年1月14日 - 紀元前30年8月1日)は、共和政ローマ政務官第二回三頭政治の一頭として権力を握ったが、その後はガイウス・ユリウス・カエサルの姪の息子オクタウィアヌス(後の初代ローマ皇帝アウグストゥス)に敗北した。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『アントニーとクレオパトラ』でも知られている。


注釈

  1. ^ ただし、カエサルの措置は人事におけるバランスを考慮した物だった可能性もあり、必ずしもアントニウスが信頼を失った訳ではないと言える。[16]
  2. ^ かつてブレンヌス率いるガリア人部族がローマを攻め落とした事を指す。
  3. ^ 一般的には扇動的な演説だったとされるが、民衆の興奮が想像以上だったために事態が収拾できなくなった可能性も指摘される。[22]
  4. ^ ヨセフスによるとヘロデの当初の予定は「ヒルカノスの孫のアリストブロス3世(当時12歳前後)をユダヤの王にして自分がそれを支持する形でパルティアから王扱いされたアンティゴノスに対し正当性を主張しようとした」としている。(XIV巻9章5節)
  5. ^ 『ユダヤ古代誌』XIV巻の終盤ではヘロデも王族であるアンティゴノスがローマ元老院で正当性の主張をされても困るので、アントニウスにここでの処刑を頼み込んでいたともしている。
  6. ^ クレオパトラ名義になったのは「エレウテロス川以南にあるティルスとシドン以外の都市(現在のパレスチナ沿岸部)」と「エリコ」、他にアラビア地方も割譲されたらしいがヨセフスは正確な地名を書いてない。
  7. ^ クレオパトラの物になった領地は元の領主が税収分だけクレオパトラに集めて渡すことになっていた。

出典

  1. ^ Broughton 1951, p. 452.
  2. ^ プルタルコス「英雄伝」アントニウス 1-1
  3. ^ ゴールズワーシー上, p. 154.
  4. ^ プルタルコス「英雄伝」アントニウス 1-2
  5. ^ ゴールズワーシー下, p. 142.
  6. ^ アッピアノス『内乱史』5,8.
  7. ^ ゴールズワーシー上, p. 276-277.
  8. ^ ゴールズワーシー下, p. 102.
  9. ^ カエサル.ガリア戦記, p. 81.
  10. ^ ゴールズワーシー下, p. -159-163.
  11. ^ カエサル.内乱記, p. 30-31.
  12. ^ ゲルツァー, p. -176.
  13. ^ ゴールズワーシー下, p. -203.
  14. ^ カエサル.内乱記, p. 158-159.
  15. ^ ゴールズワーシー下, p. -214-238.
  16. ^ ゴールズワーシー下, p. 268.
  17. ^ ゲルツァー, p. -213.
  18. ^ ゲルツァー, p. 241.
  19. ^ ゴールズワーシー下, p. 335-336.
  20. ^ 城江, p. 327-328.
  21. ^ ゲルツァー, p. 260-261、264.
  22. ^ サイム 上, 98-99.
  23. ^ サイム 上, 97-100.
  24. ^ キケロ『アッティクス宛書簡』14.3.2
  25. ^ サイム 上, 178.
  26. ^ 『歴史群像アーカイブ vol.4 西洋戦史 ギリシア・ローマ編』学習研究社、2008年.P130-132
  27. ^ サイム 上, 178-181.
  28. ^ アッピアノス『内乱史』3,98.
  29. ^ サイム 上, 181-187.
  30. ^ カッシウス・ディオ『ローマ史』47,8.
  31. ^ サイム 上, 178-182.
  32. ^ サイム 上, 202-207.
  33. ^ フラウィウス・ヨセフス『ユダヤ古代誌』XV巻4章1節((ヨセフス2000/2) p.39
  34. ^ フラウィウス・ヨセフス『ユダヤ古代誌』XIV巻8章3節-9章5節((ヨセフス2000/1) p.346-362
  35. ^ フラウィウス・ヨセフス『ユダヤ古代誌』XV巻1章2節((ヨセフス2000/2) p.14
  36. ^ フラウィウス・ヨセフス『ユダヤ古代誌』XV巻4章1-5節((ヨセフス2000/2) p.39-45
  37. ^ (シューラー2012II) p.15
  38. ^ フラウィウス・ヨセフス『ユダヤ古代誌』XV巻6章全般((ヨセフス2000/2) p.59-70


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