Configuration specification
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/16 14:52 UTC 版)
「Rational ClearCase」の記事における「Configuration specification」の解説
ClearCase では、各 view は対応する configuration specification で制御される(config spec などと呼ぶ)。これはドメイン固有言語の一種でテキストファイルに格納されていて、実行時に自動的にコンパイルされる。config spec には、その view で見えるべき要素(ファイルやディレクトリ)とそれら要素のバージョンが指定されている。ある要素のどのバージョンが見えるべきかを決定する際、ClearCase は configuration specification を先頭から一行ずつ一致が見つかるまで見ていく。configuration specification の例を以下に示す。 # この view でチェックアウトされた全要素を見せる。他の規則に優先する。element * CHECKEDOUT# ある要素が 'module2_dev_branch' 上にバージョンを持つ場合、# そのブランチの最新バージョンをこの view での見えるバージョンとする。element * .../module2_dev_branch/LATEST# 'somefile' という名前のファイルは場所に関わらずメインブランチの最新版を見せる。element .../somefile /main/LATEST### 実際には、上のコメントは正しくない。この規則は、チェックアウトバージョン# がなく(規則1)、/module2_dev_branch 上にもバージョンがない(規則2)場合のみ、# somefile@@/main/LATEST を選択する。ClearCase は上位の規則がマッチすれば# それ以降を見ないので、最初の2つの規則がマッチしない場合のみ、この規則が適用される。# 特定ファイルの特定バージョンを使う。この規則は次の規則より上位におく必要がある。element /vobs/project1/module1/a_header.h /main/proj_dev_branch/my_dev_branch1/14# 'project1/module1' のパス配下で 'PROJ1_MOD2_LABEL_1' というラベルの付いた要素を見せる。# また、このパスでのチェックアウトを禁止する。element /vobs/project1/module1/... PROJ1_MOD2_LABEL_1 -nocheckout# 'project1/module2' のパス配下で 'ANOTHER_LABEL' というバージョンの全要素を見せる。# チェックアウトされたものがあれば、その要素を現在の見えるバージョンからブランチさせ# 'module2_dev_branch' というブランチに追加する。element /vobs/project1/module2/... ANOTHER_LABEL -mkbranch module2_dev_branch configuration specification は、'include' 文を使って他の configuration specification を参照できる。
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