2003年の死刑執行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 15:04 UTC 版)
「キューバにおける死刑」の記事における「2003年の死刑執行」の解説
直近で死刑が執行されたのは2003年が最後。対象者は、米国への渡航を目的としたフェリーシージャック事件の首謀者3人(キューバ人)。2001年の「テロ対策法(反テロリズム行為法)」が適用されたものであった。 即決裁判を実施、4月8日に死刑判決が下り、4月11日に銃殺刑に処された。 この、事件後10日での死刑執行に対して、EU諸国から非難と経済制裁を受けるなど、関係が悪化した。しかし、2007年、スペインの外相がキューバを訪問し、同国とは関係が回復した。 また、後にラウル・カストロ国家評議会議長は「国内で当時ハイジャック未遂事件が相次いでいたこと」を、この時に犠牲者がなかったにも拘らず死刑執行に踏み切った背景として挙げた。
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