鹿子木荘とは? わかりやすく解説

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鹿子木荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 05:04 UTC 版)

鹿子木荘(かのこぎのしょう、かなこぎのしょう)は、平安時代から室町時代にかけて肥後国にあった荘園。寄進地系荘園の代表例であり[1]、成立の経緯を記した東寺百合文書『鹿子木荘条々事書』の存在から、荘園制を研究する上で指針ともなっている[2]


  1. ^ 「勝功得院」は『熊本県の歴史散歩』において用いられている漢字。同書では、勝功得院から仁和寺へと本家が段階的に移ったと解説されており、本項表記が倣った『新≪トピックスで読む≫熊本の歴史』にある一括的な移譲とは異なる。
  2. ^ 『新≪トピックスで読む≫熊本の歴史』と『熊本県の歴史』は、沙弥寿妙を受領としている。それに対し、『熊本県の歴史散歩』では寿妙が荘園を開発したとあり、文献によってぶれがある。
  1. ^ a b c d e 熊本県高等学校社会科研究会『熊本県の歴史散歩』(第一版第五刷)山川出版社、1993年、132頁。ISBN 4-634-29430-3 
  2. ^ 松本寿三郎、吉村富雄『街道の日本史51 火の国と不知火海』(第一刷)吉川弘文館、2005年、43頁。ISBN 4-642-06251-3 
  3. ^ a b c d e 岩本税、島津義昭、水野公寿、柳田快明『新≪トピックスで読む≫熊本の歴史』弦書房、2007年、50-51頁。ISBN 978-4-902116-85-4 
  4. ^ 西別府元日. “大分歴史事典>荘園・公領制>武士たちの経済基盤誕生”. 大分放送. 2009年9月10日閲覧。
  5. ^ a b 松本寿三郎、板楠和子、工藤敬一、猪飼隆明『熊本県の歴史』(第一版第一刷)山川出版社、1999年、90-91頁。ISBN 4-634-32430-X 


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