飛球が捕球された際の帰塁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:51 UTC 版)
飛球が捕球されると、走者にはリタッチの義務が課されるため、投球当時に占有していた塁まで戻って、塁に触れ直さなければならない。走者がリタッチを果たす前に、野手によってその走者自身の身体またはリタッチをすべき塁に触球されたら、その走者もアウトとなる。 走者が一旦リタッチを果たせば、その後に離塁して次塁への進塁を試みることは差し支えない。走者が次塁への進塁を意図して、打者の飛球を野手が捕球するまで塁に触れた状態でいるか、野手の捕球後に帰塁することをタッグアップという。日本ではタッグアップのことを指して、および慣例的にタッグアップ後の次塁への進塁行為を指して、タッチアップと称することがある。 ただし、リタッチの義務を果たしていない走者をアウトにするためにはアピールプレイが必要である。野手からのアピールが無い限りは審判員はアウトを宣告しないため、野手がアピールを怠ったままでいるとその走者の進塁や得点はその時点で正当化されてしまい、もはやアピールによるアウトを取ることができなくなる。例えば、三塁走者が外野フライを利用して得点した際にもし三塁走者の離塁が早かったとしも、野手がそれに気付かずにアピールを行わなければ三塁走者の得点はそのまま認められる。 詳細は「アピールプレイ」を参照
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