天成園
飛烟閣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 15:50 UTC 版)
天成園本館とは建物を別にする、別館に飛烟閣がある。この飛烟閣は古くから与謝野晶子など文化人が利用し、将棋の名人戦の場としても利用された。飛烟閣の近くには「玉簾の瀧」(たまだれのたき)と「飛烟の瀧」(ひえんのたき)の二つの瀧がある。関東大震災時に土砂で埋もれるが、昭和時代に再び掘り起こされた(玉簾の瀧)。玉簾の瀧脇にある参道を上がっていくと、九頭竜明神を祀る唯一の分宮として玉簾神社がある。玉簾神社の横にある龍の口から出てる湧き水は然のミネラル水として持ち帰る事ができる。なお、飛烟の瀧は人工滝である。 将棋・囲碁のタイトル戦の舞台となることも多い。中でも1979年の王将戦(中原誠対加藤一二三)では、玉簾の瀧の音で集中を削がれた加藤が、旅館側に頼んで滝を止めさせたという伝説が残っている。
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