音楽漫画
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音楽漫画(おんがくまんが)は、日本の漫画のジャンルの一つで、主に音楽を題材にしたものを指す[1]。
注釈
- ^ このため、登場人物が音楽に関わる職業(ピアニストなど)に設定されていても、実際に演奏などの音を奏でる描写が無いものは除外されている。
- ^ 第15回小学館漫画賞受賞作品。
- ^ 連載に先立ち、前年の1968年(昭和43年)の9月から10月にかけて渡米し、25日間の海外取材を行っている(公式サイト参照[リンク切れ])。
- ^ 第9回日本漫画家協会賞優秀賞受賞作品。
- ^ 連載中に渡欧しウィーン音楽院などにも足を運び、実際の練習風景などの取材を行った(ショパン266号インタビュー)。
- ^ 『ウィーン協奏曲』は、ウィーンの音楽院に留学する架空の少年が、漫画家の竹宮に留学体験記を手紙で送ってくるという内容であったため、当時の読者から実際に主人公の少年が存在すると勘違いされることが多かったという。またウィーン少年合唱団を主人公にした『ウィーン幻想』を描くにあたっては、編集者と3人で渡欧し合唱団の団長から作品化の了承を直接得たという(ショパン266、増山インタビュー)。
- ^ OVA化された際も演奏シーンに歌は入れられていない。
- ^ ただし『けいおん!』は部活動(軽音楽部)、『ぼっち・ざ・ろっく!』はライブハウスでのバンド活動を描いており、性質は異なっている。
出典
- ^ a b 吉本たいまつ「ブルースが、聞こえてくる。「音楽マンガ」ならざる音楽マンガ」『まぐま』13号、Studio Zero、2005、p.5-12。
- ^ 「「音楽マンガ」の選び方について」『音楽マンガの祭典』
- ^ 富良富良(ふらとみよし)「音楽まんが〈あこがれ〉の法則」『ショパン266』p.50-51。
- ^ a b 竹宮惠子「マンガで音楽を描く大胆な試み」『ショパン266』p.47。
- ^ 茂木大輔「クラシック音楽漫画ブームの火付け役『のだめカンタービレ』の魅力!」『ショパン266』p.50-51。
- ^ 内記稔夫(冒頭文)『音楽マンガの祭典』
- ^ a b c d e f g h i 青島広志「少女音楽漫画抄史-昭和期の名作をたどって-」『ショパン266』p.44-45。
- ^ a b 米澤嘉博『戦後少女漫画史』p.60-61。
- ^ a b c d e f g h 「ジャンル別作品リスト ロック(ロック・パンク・ヘビメタ・etc)」『音楽マンガの祭典』p.2-3。
- ^ 『20世紀少女マンガ天国』p.13。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 「読んでおきたいクラシックマンガ」『読んでおきたいクラシック♪』p.44-79。
- ^ a b c 増山法恵「音楽マンガで描きたかった想い」『ショパン266』p46-48。
- ^ a b c d e f g h i j 「音の世界をヴィジュアル化 音楽が聴こえてくる「音楽マンガ」ガイド」『音楽の友』p.117。
- ^ ノザキユリ「少女マンガ家論・くらもちふさこ」『20世紀少女マンガ天国』
- ^ “『ぼっち・ざ・ろっく!』 ギター爆売れ・グッズが続々登場。今後のアニメや漫画の展開はどうなる?”. Real Sound (2022年12月26日). 2023年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「音楽まんが、あれこれ」『ショパン234』p.56。
- ^ a b c d e f g h i 「ジャンル別作品リスト バイオリン・他(チェロやギターなどの弦楽器)」『音楽マンガの祭典』p.6-7。
- ^ a b c d 「ジャンル別作品リスト 歌が好き(歌に生きる人たちや合唱など)」『音楽マンガの祭典』p.12。
- ^ a b c d e f g h i 「音楽マンガの現在」『まぐま』p.5-6。
- ^ a b c 『手塚治虫マンガ音楽館』、ちくま文庫、2002年(収録)
- ^ (対談)「いっぱい恋をしてほしい-池田理代子×岡崎ゆみ(ピアニスト)-」『ショパン266』p.40-43。
- ^ a b c d e 「ジャンル別作品リスト クラシック(オーケストラ・音楽家など)」『音楽マンガの祭典』p.1。
- ^ 『ウィーン協奏曲-音楽漫画共作集-』創美社、1997年4月。
- ^ 『変奏曲-音楽漫画共作集-』創美社、1997年2月。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 「ジャンル別作品リスト ピアノ」『音楽マンガの祭典』p.4-5。
- ^ a b c d e f g 「ジャンル別作品リスト バンド(学園ものや吹奏楽・ポップスなど)」『音楽マンガの祭典』p.9-10。
- ^ 「ジャンル別作品リスト その他(ジャズ・ブルースから、コレクター・音楽SFものまで)」『音楽マンガの祭典』p.13。
- ^ a b 「ジャンル別作品リスト オペラ」『音楽マンガの祭典』p.8。
- ^ 『文化庁メディア芸術プラザ』1998年 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞 神童[リンク切れ](最終更新確認2008年10月14日)
- ^ 「音楽漫画『神童』を映画化-本格クラシック映画誕生-」『週刊アエラ』2007年4月9日、p.76。
- ^ a b c 『ボクたちクラシックつながり-ピアニストが読む音楽マンガ-』
- ^ 『読売新聞』2005年2月2日東京夕刊。
- ^ 日本工業新聞社2006年6月6日。
- ^ 「ジャンル別作品リスト 芸能・アイドル(歌手など)」『音楽マンガの祭典』p.11。
- ^ 茨城新聞2005年9月6日朝刊。
- ^ 『リッスンジャパン』2008年7月29日、今1番支持されている音楽マンガ『DMC』、渋谷・六本木でイベント開催[リンク切れ](最終更新確認2008年10月14日)
- ^ BLUE GIANT 公式サイト
- ^ 小学館コミック -ビッグスリーネット-[ビッグコミック:増刊情報]
- ^ 小学館:新連載2本! 音楽ミステリー&マンガの現場の裏側! - コミスン(comic soon)
- ^ 次世代ガールズバンドプロジェクト Bang Dream(バンドリ)
- ^ “【新連載】 ちば賞受賞の新鋭が鳴らす、ニッポンジャズストーリー本日開演! 戦後ジャズの夜明けを描く新連載『スインギンドラゴンタイガーブギ』は今週のモーニングで”. モーニング (2020年4月2日). 2020年12月13日閲覧。
- ^ “嫌いになってしまったピアノも2人で弾けば…「エイティエイトを2でわって」1巻”. ナターシャ. (2024年1月26日) 2024年2月2日閲覧。
- ^ “映画「蜜蜂と遠雷」の大きな魅力と少しの限界”. webronza.asahi.com. RONZA. 2021年7月15日閲覧。
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