離散対数問題とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 離散対数問題の意味・解説 

りさんたいすう‐もんだい【離散対数問題】

読み方:りさんたいすうもんだい

素数pと定数aが与えられ整数yを素数pでax除したときの剰余とするとき、yについて整数解xを求め問題

[補説] xからyを計算することは容易だが、pが大きな数である場合、yからxを計算することは非常に困難であり、総当たり計算して膨大な時間かかってしまう。解を得ることが困難な数学的性質から、エルガマル暗号楕円曲線暗号などの基本原理として、公開鍵暗号安全性保証している。


離散対数

(離散対数問題 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:40 UTC 版)

代数学における離散対数(りさんたいすう、: discrete logarithm)とは、通常の対数群論的な類似物である。 離散対数を計算する問題は整数の因数分解と以下の点が共通している:


  1. ^ Shor, Peter (1997). “Polynomial-Time Algorithms for Prime Factorization and Discrete Logarithms on a Quantum Computer”. SIAM Journal on Computing 26 (5): 1484–1509. arXiv:quant-ph/9508027. doi:10.1137/s0097539795293172. MR1471990. 
  2. ^ 「次世代暗号の解読で世界記録を達成」 情報通信研究機構・プレスリリース 2012年6月18日


「離散対数」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「離散対数問題」の関連用語

離散対数問題のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



離散対数問題のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの離散対数 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS