離散一様分布(整数の一様分布乱数)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:01 UTC 版)
「乱数列」の記事における「離散一様分布(整数の一様分布乱数)」の解説
多くのプログラム言語では、0からある最大値までの整数に一様分布する乱数を発生させる関数が標準で用意されている。これを基にして加工することにより様々な分布を持つ乱数を作ることができる。ただし、実装に使われているアルゴリズムによって周期やランダム性(すなわち乱数の"質")には違いがあり、たとえばC++11標準ライブラリに実装されているメルセンヌ・ツイスタエンジン(std::mt19937)は219937-1(24番目のメルセンヌ素数、約4.315×106001)という非常に長い周期をもつが、C言語標準ライブラリのrand()関数やJavaのjava.util.Random 、および.NET Framework基本クラスライブラリのSystem.Random などのように、実装は簡便であるが下位の桁が規則性を持っていたり、2次元以上では分布に相関が生じる線形合同法が使われていることが多い。
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