陸上選手としての経歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/06 19:56 UTC 版)
高校時代は2年間を陸上競技に、1年間をバスケットボール・ソフトボールに捧げた。2006年にナイキ室内アメリカ選手権で大会新記録8秒36(60mH)を樹立するなどの成績を残した。2007年、テネシー大学に進学、サウスイースタン・カンファレンスで七種競技の覇者となった。2008年に南カリフォルニア大学へ転校したが、怪我のため目立った成績を残せず、2009年はNCAA選手権(英語版)で七種競技4位に入賞した。2010年は留年のため競技を一時中断、2011年にNCAA選手権100mHに出場、追い風参考記録(風速2.1m/s)ながら12秒63をマークした。同年、中国・深圳で開かれたユニバーシアードにアメリカ代表として出場、12秒85で金メダルを獲得する。 2013年、ニューメキシコ州アルバカーキで開かれた全米室内選手権で60mHに出場、7秒93で優勝を果たす。さらに同年の全米選手権で世界選手権の出場権を獲得、アメリカ記録保持者ブリアナ・ローリンズを脅かす存在として注目を浴びた。その世界選手権では、決勝進出はならなかったものの、準決勝10位の成績を収めた。 2014年、ポーランド・ソポトで開催された世界室内選手権で金メダルを獲得する。ロンドンオリンピック金メダリストのサリー・ピアソンやティファニー・ポーターといった強力なライバルを破っての貴重な1勝となり、ピアソンはオーストラリア放送協会(ABC)の取材に対し、ニアの勝利を称賛するコメントを寄せた。金メダル確実と思われたピアソンを破ったことで、IAAFワールドチャレンジミーティングスの1戦であるメルボルントラッククラシック(英語版)での再戦が注目されたが、ニアは同大会へ出場しないことを表明した。
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