阪急500形電車 (初代)
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阪急500形電車(はんきゅう500がたでんしゃ)は、1924年に阪神急行電鉄が導入し、京阪神急行電鉄(後の阪急電鉄)に在籍した小型の通勤型電車である。当初の形式名は500形及び700形であったが、1930年に300形・310形へ改番された。阪急で初めて半鋼製車体を採用した形式である。
- ^ a b 関田克孝「川崎造船タイプの電車を回想する」『鉄道ファン』2012年11月号、110頁。
- ^ 日本初の半鋼製路面電車 日本鉄道車輌工業会
- ^ a b c 山口益生『阪急電車』46頁。
- ^ この時点では90形登場以前であったが、51形の制御車を製造した際に90台は飛ばされている。
- ^ 後年も3000台各形式の後は4000台を事業用車両の番号として旅客車は5000台に飛ばされている。
- ^ 山口益生『阪急電車』47頁。
- ^ さらに、本形式の宝塚線転出後はモーターの搭載基数を半減したことから20.4tと軽量化され、51形よりも軽くなっている。
- ^ 端子電圧600V時1時間定格出力78kW、定格回転数615rpm。
- ^ BW-78-25AA相当。
- ^ a b c d 山口益生『阪急電車』48頁。
- ^ 『阪急電車形式集.1』
- ^ 『鉄道ピクトリアル』1989年12月臨時増刊号
- ^ a b c d e f g h i j 関田克孝「川崎造船タイプの電車を回想する」『鉄道ファン』2012年11月号、110頁。
- ^ 『阪急鉄道同好会報』増刊6号 1993年9月
- ^ 阪急電鉄株式会社発行『阪急の車両』より。
- ^ メーカーの川崎造船所から納車される前の、車体のみが長物車の上に載せられた写真のほか、衝突後の側面が破損した状態の写真などが残されている。
- ^ 宝塚線の橋梁の荷重負担能力の関係で、本形式や380・500・550の各形式は1時間定格出力82kW級電動機を1両あたり2基搭載しており、1両当たりの出力は82kW×2=164kWとされていた。
- ^ 端子電圧600V時1時間定格出力48kW、定格回転数720rpm。
- ^ 500形に供出した主電動機の不足分については304・305の半減分を流用した。
- ^ GE-263のスケッチ生産品。性能は同一。
- ^ これによって、1両当たりの出力は300 - 309が82kW×2=164kW、310 - 319が48kW×4=192kWとなった。
- ^ a b 篠原丞「創業期から現代まで 宝塚線 車両・運転のエピソード」『鉄道ピクトリアル 特集 阪急電鉄宝塚線』第901号、電気車研究会、2015年、66-67頁。
- ^ つまりこの台車交換で発生したブリル27MCB-2は14両分となり、300 - 313がブリル27E-1装着となった。
- 1 阪急500形電車 (初代)とは
- 2 阪急500形電車 (初代)の概要
- 3 510号
- 4 運用
- 5 廃車
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