金属線ぴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 10:13 UTC 版)
金属製の樋形の本体に電線・ケーブルを収納してカバーを取り付けるもの。日本国内では一種金属製線ぴと二種金属製線ぴに分けられる。 材質は黄銅または銅で堅牢に作られ、幅5 cm以下、厚さ0.5 mm以上と定められている。いずれも適合規格は電気用品安全法で、線は断面積の20 %まで収容可能である。 1種金属製線ぴ 「メタルモール」と呼ばれ、壁面露出で配線やケーブルを立ち下げてコンセントなどを取り付けて設置する。新築物件では壁内に配線が隠れてしまうため目にすることが少ないが、レイアウト変更や改築によって配線の変更が行われればメタルモールが設置される。メタルモールの仕様には縦11.5 mm × 横25.4 mmのA型と縦20 mm × 横40.4 mmのB型に分けられる(縦30 mm × 横60 mmのC型もあるが、一種金属製線ぴではなく金属ダクトに分類される)。 2種金属製線ぴ 「レースウェイ」と呼ばれ、地下駐車場や倉庫、駅のプラットホームなどの天井から電気供給する目的で吊ボルトで吊り下ろす形で設置される。型式はA型からF型まである。
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