遡る嘆き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:22 UTC 版)
時計郷ロストルフにて流行っている「二丁目のセレナ」という劇を見たことで旅の路銀が尽きてしまったイレイナは、薫衣の魔女ことエステル(声 - 内山夕実)という魔女の出した募集チラシに食いつく。エステルは、かつて処刑した殺人鬼にして親友、セレナ(声 - 楠木ともり)の過去を変えたいという。過去を変えても現在は変わらないことを承知のうえで用いたエステルの時間逆行の魔法により、イレイナは共に10年前の過去へ遡るが、実は家庭環境が原因で以前から狂っていたセレナはエステルのことを何とも思っていなかったうえ、両親を惨殺してエステルにも重傷を負わせる。裏切られた怒りのあまり、エステルはセレナとの記憶を対価として過去のセレナを殺害する。魔法の効力切れによって現代へ戻ってきたエステルにセレナとの記憶は一切なく、イレイナは自らの未熟さを嘆くのであった。
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