軍人勅諭とは? わかりやすく解説

ぐんじん‐ちょくゆ【軍人勅諭】

読み方:ぐんじんちょくゆ

明治15年(1882)明治天皇から陸海軍人に与えられ勅諭。旧陸海軍人の精神教育基本とされた。


軍人勅諭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 03:27 UTC 版)

軍人勅諭』(ぐんじんちょくゆ、旧字体軍人敕諭󠄀)は、1882年明治15年)1月4日明治天皇陸海軍軍人に下賜した勅諭である[2]。正式名称は、『陸海軍軍人に賜はりたる敕諭』(りくかいぐんぐんじんにたまわりたるちょくゆ)[2]


  1. ^ 日本法令索引
  2. ^ a b c 日本大百科全書(ニッポニカ)「軍人勅諭」(小学館)
  3. ^ 旺文社日本史事典 三訂版「軍人勅諭」
  4. ^ a b 荒川紘「教育基本法と儒教教育」『東邦学誌』第39巻第1号、愛知東邦大学、2010年6月1日、37-52頁、ISSN 02874067 
  5. ^ 陸軍の一部には「政論に惑わず政治に拘わらず」について「政府や政治家が何を言おうと気にする必要はない、ということだ」という解釈すらあったという。
  6. ^ 「人固有一死或重於泰山或輕於鴻毛」(人もとより一死有れども、或いは泰山より重く、或いは鴻毛より輕し)(司馬遷報任少卿書)
    人の死は必然だが、その死の意味は山の如く重いこともあれば、鴻毛(ダウン)の如く軽いこともある。すなはち軍人は、みだりに死なば「鴻毛」と化すが、死ぬべき死(義のための死)は「山岳」であるということである。この古諺は「義」を説く物であるが、勅諭では主語に明示された。
  7. ^ 村上兵衛『陸軍幼年学校よもやま物語』わちさんぺい絵、光人社、1984年11月、145頁。ISBN 4-7698-0248-X  名古屋陸軍幼年学校校長橘周太の訓示“御勅諭を読みなさい”
  8. ^ 山本七平私の中の日本軍』 上下巻、文藝春秋〈文春文庫〉、1983年5月。ISBN 4-16-730601-8 ISBN 4-16-730602-6http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167306014 
  9. ^ 山本七平私の中の日本軍』文藝春秋〈山本七平ライブラリー 2〉、1997年4月。ISBN 4-16-364620-5http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163646206 
  10. ^ 伊藤桂一兵隊たちの陸軍史』新潮社〈新潮文庫〉、2008年8月。ISBN 978-4-10-148612-3http://www.shinchosha.co.jp/book/148612/ 


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