設計の進化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 09:20 UTC 版)
「セント・スティーブンス・グリーン」の記事における「設計の進化」の解説
公園の造園は開園以来、3つの大きな変化を遂げてきた。最初の大幅な変化は1670年であり、周囲にシナノキ属が2列に植えられ、最初の囲いとして機能した。この時点では、公園周辺の区画を所有していた裕福な住民のみが入園できるようになっていた。 1815年にダブリンの測量技師アーサー・ネヴィルによって再設計された。再設計では、曲がりくねった小道と鉄製の柵が追加された。この時点では、公園はまだ一般開園されていなかった。 1860年代には、一般開園へ向けた運動が行われ、市の造園技術者のジョージ・W・ヘマンズは、公園をできるだけ歩きやすく、機能的にも実用的なものにするための新しい設計を提案した。これには、公園の各角に4つの門を設け、ネヴィルが設計した現存する小道でつなぐことも含まれていた。この提案は最終的に放棄されたが、ヘマンズがダブリン・コーポレーションに雇われていたことが原因である可能性が高い。しかし、門や小道の追加など、ヘマンズの設計の多くは、公園の主要設計者ウィリアム・シェパードと、ギネス卿の後援を受けたエンジニアのA・L・カズンズによって提出された最終的な計画に含まれていた。ギネス卿は、園内に設置されるエキゾチックな樹木の輸入や植物の植栽計画にも大きな役割を果たしていた。
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