補助器具など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 02:47 UTC 版)
チョーク チョークはティップと手球の摩擦係数を増加させるために使用される道具のことである。チョークをティップへ塗り付けないとティップが手球表面を滑りやすくなり、ショットミス(キューミスという)を起こしやすくなる。十九世紀初頭、イギリス・ロンドンのバートレーという人が経営するバス・ビリヤードの主任ジャック・カーは、ショットミスを防ぐためにキュー先にチョークの粉を付けることを考え出した。これによってティップの滑りを防ぐことができるようになった。 一般にチョークの主成分は筆記用のチョークと同じ炭酸カルシウムであり、1辺2 - 3cm程度の立方体に固められた状態で販売されている。ビリヤードで使用するチョークには研磨剤も配合されており、これがティップの表面に食い込むような形で付着するようになっている。この研磨剤によりティップは少しずつではあるが摩耗していく。(筆記用のチョークには研磨剤が配合されていないため、ビリヤード用のチョークの代用品として使用してもティップにはあまり付着しない) チョークを使用する際、指へチョークが付着しないように使用面を除いた5面が包装されており、使用面にはわずかに窪みがつけられているものが多い。青や緑、赤、ベージュなどに着色されているものが販売されているが、ラシャに付着してもあまり目立たない色を選んで使うことが推奨される。 その他 グローブ - ブリッジを作る側の手に装着する手袋で、親指、人差し指、中指のみを包む。手汗をよくかく人がキューの滑りをよくするために使用する。 パウダー - 同じく手汗の多い人がキューのすべりをよくするために用いる。 メカニカル・ブリッジ - 手球が遠い位置にあり、ブリッジを組むにも手が届かない場合に使用する。 エクステンション - 一時的にキューの長さを伸張することができる。 ラック - ポケット競技においてカラーボールを定位置に並べる時に使う。
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