行動する第三者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 02:40 UTC 版)
慶應義塾大学の学生団体「Safe Campus」は、「性暴力を目撃しても、見て見ぬふりをせずに行動する」啓発活動を行っている。きっかけは2019年から、学生や大学関係者による性暴力事件が多発したことだった。理工学部の女子学生の一人は、学内での性暴力事件の話題で盛り上がる男子学生たちに異論を上げろうとしたが、雰囲気の影響で行動に踏み切れなかったことを悔やんでいた。以後、「Safe Campus」はセクハラ防止のための署名や、学内での性暴力実態調査などに取り組み、2021年3月に、学内の他の団体との協力で「性的同意ハンドブック」を作成した。 ハンドブックでは、性暴力やハラスメントの現場に居合わせた『第三者』が、被害者を助けるための行動例を記載している。このような行動を行う『行動する第三者』(アクティブ・バイスタンダー)を周知させるために、学内でピンバッジのデザインコンテストも行っていた 。
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