けっきゅうどんしょく‐しょうこうぐん〔ケツキウドンシヨクシヤウコウグン〕【血球貪食症候群】
読み方:けっきゅうどんしょくしょうこうぐん
本来は細菌などの異物や老化した赤血球などを捕食するマクロファージが、正常な血液細胞を捕食してしまうことによって起こる疾患。HPS(hemophagocytic syndrome)。血球貪食性リンパ組織球症(HLH:Hemophagocytic lymphohistiocytosis)。
血球貪食症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 03:03 UTC 版)
血球貪食症候群(Hemophagocytic syndrome; HPS,欧米ではHemophagocytic lymphohistiocytosis; HLHなど、国際的に統一の呼び名はまだない)は、医学の発達に伴って明らかとなってきた疾患のひとつで、本来人間をまもるべきマクロファージや好中球といった免疫細胞が暴走し、自らの血球(とくに血小板)を食べてしまう病気である。小児で先に報告されたが、成人に起こることは現在ではわかっている。きわめて重篤な致死的疾患である。突然健常者におこることもある。
- ^ 過去の急性放射線障害の事例及び検査に関する医学的指針(前川委員提出資料)、厚生労働省
- ^ Honda K et al. Neuron-specific enolase in hemophagocyitc lymphohistiocytosis: a potential indicator for macrophage activation ?;Int J Hematol. 2000 Jul;72(1):55-60.
- 1 血球貪食症候群とは
- 2 血球貪食症候群の概要
- 3 検査
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