葵祭
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葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭[1]。石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいう。平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことを指した。
注釈
- ^ のりじり。古くは六衛府の衛士が勤めたとされる騎馬隊。
- ^ けびいし。「検非違使尉」と「検非違使志」といった検非違使庁の官吏。
- ^ やましろのつかい。賀茂神社は、京職の管轄外で山城国の国官の管轄であったため、国府次官の「山城介」を警備と監督にあてた。
- ^ くらりょうのししょう。下鴨神社・上賀茂神社に献上する御幣物を管理する役人。
- ^ めりょうのつかい。左馬允という左馬寮の官吏を充てた。
- ^ まいびと。神事用の歌舞「東遊(あずまあそび)」を舞う武官。
- ^ このえのつかい。かつては、近衛中将が賀茂祭の勅使として遣わされる慣例があったため。もっとも、実際の天皇の使いである勅使として天皇から掌典職の掌典が遣わされているが、勅使は行列には加わらず、「近衛使代」と呼ばれる代行者が行列に参加している。
- ^ べいじゅう。歌楽を奏する武官。
- ^ くらのつかい。内蔵寮の官吏で、勅使が神前で奏上する御祭文を奉持する。
- ^ くろうどどころばいじゅう。斎院の蔵人所(物品会計を司る役)の雅楽を演奏する役人。
- ^ みょうぶ。一般女官の総称。小袿、単、打袴。
- ^ にょじゅ。女官の下位で、食事を司る。小袿、単、打袴。
- ^ わらわめ。行儀見習いとして奉仕する少女。
- ^ むまのりおんな 神事を司る女官で、騎馬で参向する。
- ^ ないじ。身分の高い貴族の娘から選ばれた女官。
- ^ おんなべっとう。斎院の内侍以下女官を監督する役。
- ^ うねめ。斎院の神事を司る女官で、斎王代同様、額の両側に日蔭糸を垂れ流す。青海波といわれる彩色模様の装束。
出典
- ^ 「年中行事事典」p221 1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版
- ^ “古都の秋彩る歴史絵巻 京都・時代祭”. 日本経済新聞 (2016年10月22日). 2021年1月7日閲覧。
- ^ “葵祭の行列が今年も中止に 京都三大祭、新型コロナ感染防止で”. 京都新聞 (2021年3月15日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ 笠谷和比古「徳川家康の源氏改姓問題」『日本研究』第16号、国際日本文化研究センター、1997年9月、33-48頁、doi:10.15055/00000770、ISSN 09150900、NAID 120005681725。
- ^ 「葵祭」の「葵」って?
- ^ 平安城加茂社葵祭文化庁 文化遺産オンライン 歌川芳艶画 1863年(錦絵,孝明天皇が賀茂上下社に行幸の図)
- ^ 【京都御所と葵祭】斎王物語
- ^ 裏千家HP>千 万紀子様、第54代斎王代に
- ^ 京都女性憧れ「斎王代」に同大生 「精いっぱいご奉仕」
- ^ 葵祭の斎王代に29歳女性会社員 行列4年ぶりに
「葵祭り」の例文・使い方・用例・文例
- 葵祭りという祭り
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