菊池恵楓園の文化財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 19:36 UTC 版)
「国立療養所菊池恵楓園」の記事における「菊池恵楓園の文化財」の解説
恵楓音頭 菊池恵楓園で3回以上にわけて募集された患者が作った盆踊り歌。早くなくなった同病患者への思い、当時の患者の思い、仏教に救いを求める思い、諦観、自分自身への励ましなど、色々な要素が入っている。歌い手、太鼓も一体化し、一種の文化財と考える。現在は盆の時にクライマックスで踊られる。踊りには3種類ある。自治会で記録されているのは65番まであるが、他にもあった。最初のものは昭和6年に募集があり、9年のものは初代園長の急死後であった。昭和21年のものが最後である。 「しのぶなさけは みな谷川の 同じ鳴る瀬のゆくすえまでも ましてわれわれあしたに夕に、看とり看とられ結んだ縁(えにし)」「四っつ夜中にふと眼をさまし、聞けばいとしや親恋がらす なまじなかすな夢幻に 母の御霊をなぐさむために」「こんど生まれりゃ大臣様よ そんな気持ちで暮らそじゃないか ままよ浮世は朝露夜露、とけて流れてまた実を結ぶ」などがある。 恵楓音頭の「いろもほんのり」(25番)・「にしはしらぬい」(18番)・「月はまんまる」(12番)・「もりの都に」(10番)の歌詞および、おはやしが発表されている。
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